
夏こそ生姜。体にこもった熱を冷ます『万能しょうがきゅうりだれ』食べ方アレンジも

暑くて暑くてたまらない! 体の熱をさましたい!!
そんなときにおすすめなのが、超万能な「しょうがだれ」。
寒い時期に体を温めてくれるイメージの強いしょうがですが、じつは〈生〉のままと〈加熱〉したあとでは、効果に変化が出るのです。
〈生〉と〈加熱〉、しょうがの効果はどう変わる?
生のしょうがに含まれる「ジンゲロール」という成分は、加熱することで「ショウガオール」に変化し、反対の働きをしてくれます。いずれも皮つきのまま、なるべく細かく切ることで効果UP!
〈生〉ジンゲロール
発汗作用や血管を広げて血行を促進する働きがあります。手足の指先など、末端を温める一方で体の深部の熱をさます効果があるので、熱がこもりやすい人に◎。
〈加熱〉ショウガオール
燃焼効果を高めたり、胃腸を刺激して徐々に体温を上げる働きがあります。体のしんからしっかりと温めてくれるので、冷房で冷えすぎた人、冷え性の人におすすめです。
今回は、体の熱をさます効果のある「きゅうり」と「酢」もプラスして、味もさっぱりさわやかに仕上げます。
『生しょうがきゅうりだれ』のレシピ

材料(でき上がり約2カップ分)
しょうが……50g
きゅうり……1本(約100g)
〈A〉
酢……120ml
砂糖……大さじ3
ごま油……大さじ6
塩……小さじ2
作り方
(1)材料の下ごしらえをする

しょうがはよく洗い、皮ごとみじん切りにする。きゅうりは両端を切り、1/2量はすりおろし、残りは5mm角に切る。
(2)調味料を混ぜる

ボールにAを入れてよく混ぜ、1を加える。全体を混ぜ合わせ、密閉できる清潔な容器に移す。使うときは底からよく混ぜる。
保存期間
冷蔵で1週間保存可能。
きゅうりは半分ずつ切り方を変え、角切りで見栄えよく、すりおろしでほかの素材となじみやすくするのがポイント!
しょうがのさわやかな辛みと、酢のきりっとした酸味で食べごこちも涼やかです。
野菜や麺とあえるだけで、夏らしい一品になる『生しょうがきゅうりだれ』は、豚しゃぶにもよく合いますよ♪
『豚しゃぶサラダ×生しょうがきゅうりだれ』のレシピ

材料(2人分)
豚ロース薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)……150g
もやし……1袋(約200g)
黄パプリカ……1/4個(約40g)
上記「生しょうがきゅうりだれ」……大さじ5
酒……大さじ1
作り方
(1)もやしはできればひげ根を取る。パプリカはへたと種を取って横半分に切り、縦に幅5mmに切る。
(2)鍋にたっぷりの湯を沸かし、もやしを入れて中火でさっとゆでる。あれば網じゃくしですくってざるに上げ、水けをきる。同じ湯に酒を加えて弱火にし、豚肉を入れてゆでる。肉の色が変わったらざるに上げ、水けをきる。
(3)もやしとパプリカをさっと合わせて器に盛る。豚肉をのせて生しょうがきゅうりだれをかけ、よく混ぜていただく。
いつものおかずにちょい足しするだけで、暑い日でももりもり食べたくなる一品に早変わり!
ぜひ作ってみてくださいね。
あわせて読みたい
料理/新谷友里江 撮影/キッチンミノル スタイリング/久保百合子 文/編集部・伊藤