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【ムラヨシマサユキさんの名作レシピ】なめらか、ふるふる。とろける『抹茶ババロア』

眺めているだけで、さわやかな緑色に癒される抹茶スイーツ。今回は、料理研究家・ムラヨシ マサユキさんの『抹茶ババロア』レシピをご紹介します。ほろ苦さとやさしい甘みが重なり、ひと口ごとに上品な余韻が広がりますよ。

贅沢な口どけを、ぜひお楽しみください。

『抹茶ババロア』のレシピ

材料(容量80mlのゼリー型6個分)

抹茶……5g
グラニュー糖……50g
湯……50ml
卵黄……1個分
牛乳(なければ水)……大さじ2
生クリーム……150ml

〈A〉  
粉ゼラチン……4g  
水……大さじ1

下ごしらえ

・抹茶は茶こしを通してふるう。
・小さめの器に〈A〉の水を入れ、粉ゼラチンをふり入れてふやかす。

作り方

(1) 材料を混ぜる

ボールに抹茶、グラニュー糖を入れ、湯を注ぎ入れてよく混ぜる。卵黄を加えてさらに混ぜる。

POINT
抹茶を湯で溶き、香りをしっかり立たせます。

(2)ゼラチンを加えて、さます

(1)にふやかしたゼラチンを入れて混ぜ、ゼラチンをしっかり溶かす。牛乳を加えてさらによく混ぜる。そのまま人肌くらいになるまでさます。

POINT
このあと、泡立てた生クリームを加えるので、熱いままだとせっかく泡立てた生クリームが分離してしまいます。少しさましてくださいね。

(3)生クリームを泡立てる

別のボールに生クリームを入れる。ボールの底を氷水に当てながら、泡立て器で六分立て(持ち上げるととろりと流れ落ち、落ちた跡がすぐに消えるくらい)に泡立てる。

(4)手早く混ぜて、冷やし固める

型を用意する。(3)に、(2)の抹茶液を入れて手早く混ぜる。型に等分に流し入れ、ラップをかけずに冷蔵庫で3時間以上冷やし固める。型をぬるま湯につけ、ババロアが少し動いたら、皿をかぶせて型ごとひっくり返し、取り出す。

POINT
冷たい生クリームとゼラチン入りの抹茶液が混ざると固まりはじめてしまうので、手早く混ぜて、すぐに型に流し入れて。

つるんとした舌ざわりにしたいときは、生クリームを泡立てずにそのまま加えて作っても◎。

ゼラチンを減らすと、とろとろの食感に

材料(容量80mlのゼリー型6個分)

上記「抹茶ババロア」の材料と作り方を参照し、同様に作る。 ただし、粉ゼラチンは3g(小さじ1)に変え、 作り方(4)でグラスに流し入れる。

ゼラチンの量を少し減らすと、とろとろとした、さらに口溶けのよいババロアができ上がります。型から抜くことはできないので、グラスに流し入れて、そのままスプーンで食べてくださいね!

まさに和と洋のいいとこどり。残暑の甘いひとときを満喫できる一皿です。

(『オレンジページ』2023年1月2日号より)

ムラヨシマサユキ
教えてくれたのは…
ムラヨシ マサユキさん
菓子・料理研究家

2024年12月逝去。製菓学校卒業後、ケーキ店やレストラン勤務を経て独立。おうちで作りやすいけれど、きちんとおいしい菓子、料理のレシピを数々提案。お菓子を作るって楽しい! と実感できるようなレシピは、だれが作っても簡単においしく仕上がると多くの支持を集めた。

詳細はこちら

料理/ ムラヨシ マサユキ  撮影/有賀傑 スタイリング/西崎弥沙 文/池田なるみ