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料理中の〈熱中症〉にご用心!実は要注意スポット・キッチンで今すぐできる熱中症予防

暑い日のキッチンは、まるでサウナ状態。火を使って調理するため室温が上がりやすく、水を頻繁に使うので高温多湿になりやすいのです。

そのため室内でも熱中症リスクが特に高く、調理中は炎天下と同じくらい危険! そこで、キッチンの熱中症対策をご紹介。高温多湿を避けて、夏のキッチンを涼しく乗り切りましょう!

1.調理は電子レンジを使うのがおすすめ

火を使った調理は高温多湿になるため、サラダや冷ややっこなど加熱不要のメニューにしたり、電子レンジだけで調理をすませるなど、メニューや調理法を工夫して。

火を使って調理をする場合は、食材を細かくして日の通りをよくするなど、加熱時間を短縮できる方法を試してみるといいでしょう。

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2.サーキュレーターを使って冷たい空気を撹拌

キッチンが奥まったところにあるとエアコンの風が届きにくいため、サーキュレーターを活用して冷気が届くようにしましょう。

エアコンの冷気をキッチンまで送れない場合は、サーキュレーターを足元に置いて風を直接体に当てます。それでも暑いなら、ぬれタオルを首にかけて体を冷やして。

3.保温系家電を使用しないときは電源オフ

炊飯器や電気ポット、電気圧力鍋などの保温機能がある家電は保温機能をオンにしたままだと熱を発します。

使用していないときはこまめに電気を切り、室温が上がらないように工夫しましょう。環境にやさしいうえ、電気代の節約にもつながります。

たんぱく質とクエン酸を意識的にとると◎

夏は食欲が落ちて栄養不足になりがちなので、できるだけ栄養バランスのよい食事を心がけましょう。

特にとりたいのが、体をつくるたんぱく質と疲労回復に役立つクエン酸。さっぱりしたものが食べたくなったら、そうめんではなく肉や卵焼きがのった冷やし中華を選んだり、アミノ酸やビタミン、ミネラルが豊富なみそ汁を食べるのがおすすめ。クエン酸はご飯に梅干しをプラスしたり、レモン水でとるといいでしょう。

教えてくれたのは……
石原新菜先生

「イシハラクリニック」副院長、「ヒポクラティック・サナトリウム」副施設長。帝京大学医学
部卒業後、同大学病院にて研修医として2年勤務。現在は、主に漢方医学、自然療法、食事療法による治療を行う。

『オレンジページ』2025年8月2号より)

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監修/石原新菜 原文/水浦裕美 イラスト/あべさん 文/池田なるみ