はちみつってどんなもの?
やさしい甘みで栄養豊富のはちみつ。そのまま食べたり、スイーツなど料理に使ったり……と身近な食材ですが、そもそもどのようにしてつくられるのでしょう?はちみつの原料は、花のみつ。「働きバチ」と呼ばれるメスのハチが採集して、巣に運びます。
巣に戻ると待っていた仲間のハチに口移しで花のみつを渡し、巣穴にためていきます。
そして、巣の中で羽ばたいて風を送ったり、口でかき混ぜて、水分を蒸発させます。ハチのだ液に含まれる酵素によって、ブドウ糖と果糖に分解され、こうしてはちみつが出来上がるのです。
スズメバチのはちみつってあるの?
ひと口にハチといっても、花のみつを採集してはちみつをつくるのは「ミツバチ」と呼ばれる種類だけ。スズメバチはおもに昆虫をエサとしていて、はちみつはつくりません。しかもミツバチは世界で9種類、日本にいるのはニホンミツバチとセイヨウミツバチのたった2種類だけ!
また一匹のミツバチが一生で採集できるはちみつの量はわずかティースプーン1杯弱といわれ、これだけ集めるためには3万個以上の花を訪れなければならないのです。はちみつって、とっても貴重なんですね。
(『こどもオレンジページ No.6』より)
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