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自分でスグできる。風邪や喉の乾燥に効く『ツボ押しセルフケア』押すコツも!鍼灸師監修

要約

・鍼灸師・国際中医師の飯髙貴子先生が教える、手軽にできるツボ押しセルフケア。
・風邪予防や肌荒れ対策には「合谷」、のどの乾燥には「魚際」のツボがおすすめ。
・ツボは「押す→経絡に沿って流す」の2ステップ。痛みの感じ方に合わせて刺激を調整します。


空気が乾燥し、風邪やのどの不調が気になり始める季節。そこで、いつでもどこでも手軽にできる〈ツボ押し〉を取り入れてみませんか?

今回は、鍼灸師・国際中医師の飯髙貴子先生に、風邪予防やのどの乾燥対策に役立つツボを教えてもらいました。ツボの場所や基本の押し方、日常での取り入れ方まで、わかりやすくご紹介します。

ツボは「押す」→「流す」の2ステップ!

❶ ツボを押す

親指の腹で「の」の字を描くようにツボを押しながら刺激します。息を吐きながら行うとベター。押す以外にもさする、つまむなど、やりやすい方法でOK。押したときに「心地いい」か「強く不快な痛さ」かで、回数や押し方が変わります(下記を参照)。

❷ 経絡を意識して指を動かす

ツボを押したら、経絡の流れを意識して矢印の方向へ指をすべらせます。「太衝」の場合、経絡は足先から足首へ流れています。

チェック!

心地いい場合→虚の傾向

血や気が不足している「虚」の状態。心地いい力加減で10~30回を目安に「押す→経絡を流す」を繰り返し、エネルギーを補う気持ちで刺激する。

強く不快な痛さを感じる場合→実の傾向

血や気が停滞している「実」の状態。しっかりめの力加減で3~5回、経絡と逆の向きに押したあと、経絡の流れに沿って2~3回指をすべらせるようにして流す。

風邪予防、のどの乾燥に効くツボ

【合谷】風邪の予防や肌荒れ対策に

「大腸」とつながりのあるツボ。大腸のめぐりを促し免疫力を整えます。さまざまな不調にいい万能のツボといわれ、秋冬に多い風邪や肌荒れの防止にも役立ちます。

【合谷(ごうこく)】
手の甲にある、人さし指と親指の骨が交わるところより少し上で、人さし指の骨のきわ。経絡は手首の方向へ流れています。

【魚際】乾いたのどをうるおす

「肺」とつながりのあるツボ。のどの炎症や乾燥をやわらげ、うるおいが届きやすい状態に整えます。

【魚際】
親指のつけ根のふくらんだ部分の中央で、手のひらと手の甲側の皮膚の境目。親指の骨のきわのややへこんだ場所。経絡は指先の方向へ流れています。

もっと知りたい! ツボのQ&A

一日のうちいつ行うのがいい?

ツボ押しはどの時間帯に行ってもOK。夜寝る前や、仕事の合間の休憩時間など、日常生活の中で自分が取り入れやすい時間帯に行うと、習慣化しやすくなります。

ツボは温めても効果はある?

ツボはお灸やカイロ、温かいお湯を入れたペットボトルなどで温めるのもおすすめ。ただし、ほてりや熱っぽさがある場合は、無理に温める必要はありません。

特別な道具もいらず、思い立ったときにできるのがツボ押しのいいところ。秋冬の体調管理のちょっとした習慣として、取り入れてみてくださいね。

教えてくれたのは……飯髙 貴子先生

鍼灸師、国際中医師。メルスィ鍼灸治療院院長、一般社団法人東洋医学セラピスト協会会長。26年以上にわたり経絡施術に携わる。現在は臨床のほか東洋医学の指導、経絡・ツボを活用したセルフケアを書籍やメディア、SNSを通じて発信している。

(『オレンジページ』2026年10月17日号より)

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監修/飯髙貴子  イラスト/ササキ サキコ  取材・文/池田 泉  文/池田なるみ