人生初の山口旅。海も山も、そしてごちそうも。心まで満たされた1泊2日の旅【前編】【夏のお出かけ】
こんにちは、萌です◡̈
「海も山も楽しみたい。」
「その土地ならではのおいしいものも味わいたい。」
そんな旅のわがままをかなえてくれたのが、人生で初めて訪れた山口県でした。
今回は山口県観光連盟主催のプレスツアーに参加して
エメラルドグリーンの海に息をのみ、何億年もの時が育んだ大地に心を奪われ、
山口ならではのご当地グルメに舌鼓。
海も山も、そしてごちそうも。
自然も食も満喫できる、心満たされる1泊2日の旅をご紹介します。

朝8時、新大阪駅を出発し、新幹線で約2時間半。
新山口駅に到着すると、心躍る旅の始まりです。
絵画の中へ入り込んだような、角島大橋の青をのむ
最初に向かったのは、山口を代表する絶景スポット・角島大橋。
橋へ近づくにつれ、車窓いっぱいに広がるエメラルドグリーンの海に思わず息をのみました。

普段、琵琶湖を見慣れている私にとって、この透明感のある青はとても新鮮。
白い橋が海の上をまっすぐ伸び、夏空へと溶け込んでいく景色は、まるで映画のワンシーンのようでした。
潮風に吹かれながら眺めていると、時間までゆっくり流れているよう。

「山口って、こんなに美しかったんだ。」
旅が始まってまだ間もないのに、もう心を奪われていました。
ここは、ただ目的地へ向かう橋ではなく、景色そのものを楽しむために訪れたい場所でした。


SHOP DATA
角島大橋
TEL:083-786-0234 (豊北町観光協会)
定休日:無休(強風時に通行止めになる場合があります)
山口の歴史から生まれた、ご当地グルメ「瓦そば」
美しい景色を楽しんだ後は、角島にある「瓦そばたかせ」で昼食を。
山口名物・瓦そば発祥の店ともいわれ、
多くの地元の方が「ここのだしが一番おいしい」と口をそろえる名店です。
熱々の瓦の上で香ばしく焼かれた茶そばは、
パリッと香ばしい部分と、もちっとした部分の両方が楽しめます。

見た目は焼きそばのようなのに、一口食べると、しっかり“おそば”。
初めて味わう食感と風味に、「こんなおいしい食べ方があったんだ」と驚きました。

海鮮丼まで付いた贅沢なセットに、お腹も心も満たされます。
その土地でしか味わえない料理に出会えることも、旅の醍醐味ですね。
SHOP DATA
瓦そばたかせ 角島岬店
住所:〒759-5332 山口県下関市豊北町大字角島3042
TEL:083-250-8733
営業時間:11:00~16:00(最終受付15:30)
定休日:毎日営業
海へと続く、123基の赤い鳥居
続いて向かったのは、元乃隅神社。
日本海を望む断崖に、123基もの朱色の鳥居が連なっています。
青い海、赤い鳥居、そして鮮やかな緑。
自然と人の営みが織りなす色彩は、思わず時間を忘れて見入ってしまうほど。

どこか京都の伏見稲荷大社を思わせる景色ですが、鳥居の先に広がるのは果てしない海。

山口ならではの壮大な景色に、海外から訪れる人が多い理由もよく分かりました。

潮風に吹かれながら歩いていると、日常の忙しさが少しずつ遠ざかっていくようでした。
SPOT DATA
元乃隅神社
TEL:0837-26-0708(観光案内所「YUKUTE」)
営業時間:参拝時間 9:30~16:30
https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_17060.html ※参拝休止日あり、要確認
3億5千万年という時間がつくった景色
午後に訪れたのは、日本最大級のカルスト台地・秋吉台。
展望台に立つと、どこまでも続く草原と、
白い石灰岩が点在する雄大な景色が目の前いっぱいに広がります。
そのスケールの大きさに、思わず深呼吸したくなるほど!
実はこの風景をつくっている石灰岩は、およそ3億5千万年前、
南の海に広がっていたサンゴ礁が長い年月をかけて姿を変えたものなのだそう。
そんな悠久の時に思いを馳せながら眺める景色は、
ただ「きれい」という言葉だけでは表しきれない特別な美しさがありました。

ただ眺めているだけなのに、心まで軽くなっていくような、不思議な場所でした。
展望台のすぐそばには、Mine秋吉台ジオパークセンター「Karstar(カルスター)」があります。

館内では、ジオラマやプロジェクションマッピングで秋吉台の成り立ちを楽しく学べるほか、

大きな窓の向こうに広がる景色を眺めながら過ごせるカフェや無料休憩スペースも併設。

絶景を眺めながらひと息つく時間まで、この場所ならではの贅沢に感じられます。

さらに、秋吉台を横断する約8kmのカルストロードは、
緑の草原の中をまっすぐ駆け抜ける爽快なドライブコース。
窓を開けて風を感じながら走れば、まるで大自然に包まれているような気分になります。

今回は展望台から景色を楽しみましたが、
レンタサイクルや「秋吉台かるすとタクシー」で巡るのも人気なのだそう。
次に訪れるときは、秋吉台の風を感じながら、この広大な景色の中をゆっくり巡ってみたいと思いました。
SHOP DATA
秋吉台
TEL:0837-62-0115(美祢市観光協会)
営業時間:8:30~17:00(Mine秋吉台 ジオパークセンター「Karstar(カルスター)」)
https://akiyoshidai-park.com/
※秋吉台展望台は現在工事中
真夏に出会う、天然の涼。地球が育んだ神秘・秋芳洞
秋吉台の壮大な景色を楽しんだら、その地下に広がるもう一つの絶景へ。
向かったのは、日本最大級の鍾乳洞・秋芳洞です。

秋吉台の地下約100mに広がるこの鍾乳洞は、およそ3億5千万年前にサンゴ礁として生まれた石灰岩に、長い年月をかけて雨水が染み込み、少しずつ岩を溶かしながらつくり上げた自然の芸術。

地上で悠久の大地を眺めたあと、その内部へ足を踏み入れると、
「あの景色の下には、こんな世界が広がっていたんだ」と驚かされます。
入口を抜けた瞬間、ひんやりとした空気が頬をなで、真夏の暑さがすっと遠ざかっていきました。
洞内の気温は、一年を通して約17℃!
外が汗ばむ陽気だったことを忘れてしまうほど快適で、まるで天然の避暑地のようです。
観光コースは約1km。ゆっくり歩いて約1時間ほどかけて巡ることができます。

見上げれば、何万年、何十万年という気の遠くなるような時間をかけて育まれた鍾乳石が、
静かにたたずんでいました。
自然がつくり出したとは思えないほど繊細でダイナミックな造形は、
まるで時間が止まった世界に迷い込んだかのよう。
耳を澄ませば、水滴が岩に落ちる音だけが静かに響き、
その空間全体がゆっくりと呼吸しているように感じられました。


秋吉台の広大な景色に心を奪われ、秋芳洞では地球が刻んできた長い時間に思いを馳せる——。
この二つは、ぜひセットで訪れてほしい場所です。
秋芳洞を出たあとは、お土産店やカフェが軒を連ねる「秋芳洞入口ストリート」へ。
地元作家さんの陶器やアクセサリー、山口の地酒などを眺めながら歩く時間も旅の楽しみのひとつです。

歩き疲れた体には、名物のみかんソフトクリームがぴったり。

洞内の涼しさの余韻に浸りながら味わうひんやりスイーツは、夏旅ならではのおいしい締めくくりでした。
SHOP DATA
秋芳洞
TEL:0837-62-0115(美祢市観光協会)
営業時間:【通常期】 9:00〜16:30
【繁忙期】(7/1〜9/30) 9:00〜17:30
【GW・お盆(特定日)】(R8年度4/27〜5/7・8/8〜8/16) 8:30〜17:30
定休日:年中無休
山口の恵みを味わう、旅の締めくくり
絶景を巡り、山口のおいしいものに出会った一日の締めくくりは、萩市にある老舗旅館「源泉の宿 萩本陣」へ。

館内に入ると、どこか懐かしく落ち着いた空気が流れ、
旅の高揚感がゆっくりと心地よい安らぎへと変わっていきます。
まずは、この旅の楽しみのひとつでもあった温泉へ。

地下約2,000mから湧き出る自家源泉を使った湯は、
やわらかな肌あたりで、一日歩き回った体をじんわりとほぐしてくれます。

露天風呂や洞窟風呂など、趣の異なる14種類のお風呂を巡る湯めぐりも萩本陣ならではの魅力!
湯けむりに包まれながら、「今日は本当にいい一日だったな」と、
自然と旅を振り返る時間になりました( ◠‿◠ )
温泉で心も体も満たされたあとは、お待ちかねの夕食です。
萩は、日本海に面した海の幸の宝庫!
旬の魚介をはじめ、ブランド牛や夏みかん、地酒など、この土地ならではの味覚が並びます。

この日いただいたのは、山口県北浦産の「板雲丹」を丸ごと一枚使った期間限定「海鮮雲丹しゃぶ会席」。しゃぶしゃぶした海鮮に、濃厚な雲丹をたっぷりとのせて味わう、山口の新ご当地グルメです。
テーブルに運ばれてきた瞬間、その豪華さに思わず歓声が上がります。
濃厚な甘みをまとった板雲丹は、そのまま味わうのはもちろん、
海鮮やふぐと合わせてしゃぶしゃぶにすると、思わず顔がほころぶおいしさでした。

口に運んだ瞬間、濃厚な雲丹の甘みと磯の香りがふわりと広がり、
魚介のうま味と溶け合っていきます。
後味は、ゆずをきかせた特製だれが心地よく引き締めてくれるので、
最後まで飽きることなく楽しめました。

特製の雲丹だしでいただく海鮮しゃぶしゃぶ
さらに、やまぐち和牛燦(きらめき)の石焼きステーキや、雲丹の風味を存分に味わえる釜飯も並び、
山口の海と山の恵みを一度に堪能できる贅沢な内容。


山口を代表する日本酒「東洋美人」や「獺祭」と合わせれば、料理のおいしさはさらに引き立ちます。

その土地で生まれた料理を、その土地のお酒とともにいただく——。
旅先だからこそ味わえる、なんとも贅沢なひとときでした。

絶景を巡り、自然に癒やされ、ご当地の味覚を堪能する。
「今日は本当に山口を満喫したな」。
そんな満ち足りた気持ちで味わう夕食は、この旅を締めくくるにふさわしい、
忘れられないひとときになりました。
SHOP DATA
源泉の宿 萩本陣
TEL:0838-22-5252
営業時間:受付時間 9:00~20:00
海も山も、そしてごちそうも。
山口には、自然の雄大さと食の豊かさ、そのどちらも楽しめる魅力があります。
写真では伝えきれない風や空気、おいしさに出会えるのも、実際に旅をするからこそ。
前編だけでも、すっかり山口の虜になった私。
後編では、萩の城下町や国宝・瑠璃光寺五重塔、錦帯橋など、
時を重ねて受け継がれてきた美しい風景を巡ります。
歴史ある町並みに身を委ねながら、山口のもう一つの魅力を探しに出かけます。

取材協力/山口県観光連盟
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