【50代からの骨粗鬆症チェックリスト】背中が丸い?身長縮んだ?注意すべき人の特徴
骨粗鬆症というと「まだ自分には関係ない」と思いがちですが、実は日々の生活習慣によってリスクが高まることも。気づかないうちに進んでいるケースも少なくありません。
そこで今回は、骨粗鬆症に注意が必要な人について、光伸メディカルクリニック院長の中村光伸先生に教えてもらいました。
セルフで行えるチェックリストもあわせてご紹介。まずは自分の状態を確認してみましょう。
骨粗鬆症に注意が必要な人は?
閉経後の女性や高齢者のほか、骨密度の低下を招く生活習慣がある人、「身長が縮んだ気がする」などの自覚症状がある人は要注意です。
偏った食事や運動不足は骨密度低下を招く
骨粗鬆症は生活習慣病のひとつであり、毎日の生活習慣がリスクを大きく左右します。牛乳や乳製品、魚や大豆製品をあまりとらず、外食やインスタント食品を好むような偏った食生活を続けていると、骨に必要な栄養が不足します。家族に骨粗鬆症の人がいる場合は、体質だけでなく、食生活の影響を受ける可能性も考えられます。
また、骨を強くするには、骨への適度な刺激・衝撃も必要です。小柄で細身の人は、骨へかかる負担が大柄な人よりも軽いため、リスクが高くなります。同じ理由で、あまり外出せず、運動不足の人も、骨に刺激が加わらないため、骨量の低下を招きます。カルシウムの吸収を促進するビタミンDは、日光浴によっても合成されることから、適度な外出は必要です。
タバコやお酒などの嗜好品を好む人も要注意。タバコは女性ホルモンのエストロゲンの分泌を減少させてカルシウムの吸収を妨げるなど、骨への悪影響が考えられます。お酒は適量なら問題ありませんが、お酒を中心とした食生活は栄養不足につながる心配があるので、適量にとどめましょう。
足腰の疲労感や食欲不振が生じることも
自覚症状がない場合が多い骨粗鬆症ですが、足腰の傷みや疲労感で受診したら骨粗鬆症による圧迫骨折が原因だったという例もあります。
骨折というと激痛が走るイメージがあるかもしれませんが、実は背骨などは気づかないうちに骨折していることもあり、骨折の範囲が広がると身長が縮んだり、背中が丸まったりします。それによって腹部が圧迫されることで、食欲不振や胸やけなどが起こることもあるのです。 こうした症状がある場合は早めに整形外科を受診しましょう。
糖尿病など骨に悪影響を与える病気も
糖尿病や関節リウマチ、慢性腎臓病(CKD)などが原因で骨密度が低下したり、骨質が低下することもあります。続発性骨粗鬆症と呼ばれ、一般的な骨粗鬆症は女性が圧倒的なのに対し、性差が少ないので、男性にも注意が必要です。
骨粗鬆症リスクのセルフチェックリスト

■ 年齢が50歳以上/閉経を迎えた
■ 乳製品や魚、大豆製品をあまりとらない
■ インスタント食品をよく食べる
■ お酒をよく飲む
■ タバコを吸う
■ 運動習慣がない
■ 家族に骨粗鬆症の人がいる
■ 小柄で細身だ
■ 以前より歩く距離が短くなった
■ 足腰が疲れたり、痛くなったりしやすくなった
■ 天気のいい日でもあまり外出しない
■ 背中が丸くなってきた
■ 身長が縮んだ気がする
■ 食欲はあっても、量が食べられなくなった
■ 生活習慣病、持病がある
1つでも当てはまれば骨が弱くなっている可能性があり、当てはまる項目が多いほどリスクも上昇します。
まずは今の状態を知ることから。日々の習慣を少し見直すだけでも、将来の安心につながりますよ。
オレンジページ おとなの健康レシピ 50代からの骨粗鬆症対策の献立

★骨密度を高める簡単レシピと1カ月献立★
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監修/中村光伸(光伸メディカルクリニック院長) イラスト/前田はんきち 文/池田なるみ








