4月の歳時記クイズ!お花見の起源、昔はソメイヨシノじゃなかった?旬の筍の茹で方も
日差しがすっかりやわらかく、花の香りもどこからかするような。気づけばもう4月も間近ですね。4月の和風月名は「卯月(うづき)」。干支(えと)で4番目にあたる「卯」にちなんで卯月。または「卯の花」とも呼ばれるうつぎが、花を咲かせる時期であることから「卯花月(うのはなづき)」。転じて「卯月」という説も。そんな4月の代表的な行事の「花見」と、旬を迎える「たけのこのゆで方、保存方法」を紹介します。
花見

お花見の起源には諸説ありますが、奈良時代に中国の影響を受けて始まった、桜を見ながら行う宮中の宴と、山や野に出かけて邪気をはらう習慣が、時代とともに混合され、現在のような形に落ち着いたと考えられています。今では花見の桜といえば、淡い色のソメイヨシノが一般的ですが、もともとは、野生種の山桜が中心だったとか。山桜は花の色が濃いものも多く、葉がいっしょに出るところが見ごろとされています。
たけのこのゆで方、保存方法

国内で食用として一般的な「孟宗竹(もうそうちく)」は、3月~5月に収穫されます。皮に湿りけがあり、ずっしりと重いものが良質。穂先が黄色くなり、開きかけているものは避けましょう。鮮度が落ちるのが早いので、買ったらすぐにゆでて保存するのがおすすめ。ゆでて皮をむいたら、水をはった大きめの容器に入れて冷蔵庫で保存します。毎日水を替え、できるだけ早めに使いきって。
[たけのこのゆで方]

皮つきの生のたけのこが手に入ったら新鮮なうちにまとめて下ゆでしましょう。たけのこ2~4本は洗って根元の切り口と、穂先を切り落とし、縦に1本深く切り込みを入れます。大きめの鍋にかぶるくらいの水とともに入れ、米ぬか2/3カップとへたと種を取った赤唐辛子1~2本を加えて強火にかけます。煮立ったら落としぶた(※参照)をして強めの中火で1時間ほどゆでます。火を止めてそのまま完全にさまします。
※木製の落としぶたの場合は、水で濡らしてから使います。落としぶたがない場合は、オーブン用シートをフライパンや鍋の口径と同じくらいの大きさに切り、中央に直径数センチの穴をあけてのせてもOK。
[たけのこの保存方法]

ゆでたたけのこはさめたらぬかを洗い落とし、水をはったボールにつけます。切り込みから穂先の姫皮を残して柔らかい部分が出てくるまで皮をむきます。かぶるくらいの水とともに保存容器に入れて冷蔵庫へ。毎日水を取り替えれば、1週間ほど保存できます。たけのこご飯や煮ものなどに。
少し手間と時間がかかるけれど、春の味覚を代表する生のたけのこが味わえるのは、一年の中でも限られた時期だけ。もし手に入ったらぜひやってみて下さいね♪

(オレンジページ刊行『旬のおかずカレンダー』より)
下ごしらえ監修:大庭英子(おおば・えいこ)さん
料理研究家。福岡県出身。シンプルで作りやすく、大胆かつ繊細な家庭料理に長年のファンが多い。『オレンジページ』では創刊時から 7000点以上ものレシピを提供。本書のレシピのもととなった中日新聞・東京新聞サンデー版の「大庭英子のおいしい家ではん」は7年以上続いた人気連載。
歳時記監修:広田千悦子さん
日本の行事室礼研究家。北海道出身。歳時記やしきたり、年中行事、四季折々の暮らしなどを、エッセイを通して表現しつづける。日本の行事や習わしの由縁などにふれ、自分らしいしつらいを試みていく稽古「季節のしつらい稽古」を主宰。中日新聞・東京新聞の生活面で「くらし歳時記」を連載中。
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下ごしらえ監修/大庭英子 歳時記監修/広田千悦子 イラスト/北原明日香 食材の旬監修/オイシックス・ラ・大地株式会社、らでぃっしゅぼーや商品本部 文/編集部・谷本、藤澤






