子どもが作った思い出の作品や賞状、捨てられる?片づけのプロに聞く「捨てるコツ」とは
クローゼットや棚に眠る子どもの作品、気づけば小さな美術館状態に……。「全部残したい」と思う気持ちと、現実の収納スペース問題。捨てるか、とっておくか、迷う親心は尽きません。
今回は、そんな大切な作品を、無理なく手放すためのコツをご紹介します。
子どもが作った作品、どうする?

子どもの成長とともに増えていくのが、子どもが描いた絵や工作の数々。すべてとっておきたくなるのが親心ですが、スペースには限りがあります。捨てるかどうか悩んだときは子どもにききながら、捨てるもの、とっておくものを選ぶと作業がはかどります。
【捨てるコツ】作品ボックスを1つだけ作って、そこに納まる分だけにする
子どもの作品だけを保管する作品ボックスを1つ作って、それに入りきる量だけしか残さないというルールを作りましょう。子どもが小さくてこれからも作品が増えそうという場合も、そのボックスからあふれてしまうようなら定期的に見直して。
トロフィや賞状、学生時代に使っていたものも

自分が努力したことを形に残すトロフィや賞状などは手放しがたいもの。無理して捨てる必要はありませんが、スペースや量はあらかじめ決めておくべき。それがなくなったからといって、自分が努力したことが無になるわけではないことに気づくと、手放しやすくなります。学生服など当時使っていたものも、それがなくなっても、思い出が消えるわけではありません。
【捨てるコツ】写真に撮って記録として残す

思い出のものすべてを残しておくのは困難です。どうしても残しておきたいものだけを厳選して、その他は写真に撮って記録として残しましょう。賞状や卒業証書などがかさばる場合は、額縁やケースから取り出してまとめて書類ケースに入れておくと省スペースに。
作品を整理してスペースができれば、新しい作品ものびのびと置けます。思い出はそのままに、スッキリとした暮らしを楽しみましょう!
教えてくれたのは……西﨑彩智さん
お片づけ習慣化コンサルタント、株式会社Homeport代表取締役。片づけが習慣化することで人気の「家庭力アッププロジェクト®」の講座には参加希望者があとを絶たず、修了生は3500名を超える。『人生が変わる 片づけの習慣 片づけられなかった36人のビフォーアフター』(朝日新聞出版)など著書多数。
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監修/西﨑彩智 取材・原文/佐々木紀子 イラスト/小迎裕美子 文/池田なるみ









