コウケンテツさんの『たらと長芋のトマトリゾット風』肌の乾燥を防ぐ人気美容レシピ
本日のお題
「乾燥に立ち向かう」〈FOOD編〉
今回の美の賢人は……日下部淑美先生

管理栄養士、陰陽五行臓活食養普及協会会長。クリニックや施設、企業などにおいて4000件以上の症例指導・改善をしてきた健康のジェネラリストであり、食のスペシャリスト。
賢人の教え
コラーゲン、ビタミンCと
ネバネバ食材で乾燥対策を
「肌のうるおいに欠かせないコラーゲンはたんぱく質の一種。皮つきの魚や鶏の皮、骨つきの鶏肉、牛すじなどに多く含まれる栄養素です。そして、体内で肌に必要なコラーゲンが生成されるのを助けるビタミンCを多く含む季節の野菜を組み合わせると、より効果的にコラーゲンを吸収できます。また粘膜にうるおいを与え、乾燥を防ぐ効果があるのがネバネバ食材です。山いもやオクラ、フコイダンを含む海草類も乾燥対策として献立に取り入れるといいでしょう。さらに陰陽五行の観点では調理法にもポイントがあります。焼く、炒めるなどの調理法よりも、料理からしっかりと水分がとれる、蒸す、煮る、ゆでるといった調理法がおすすめです」
レシピひらめいた!
「たらがとれるポルトガルの漁師町を旅したときに出会った料理をアレンジ。長いもは煮込まず、栄養と食感を生かすよ」
たらと長いものトマトリゾット風

材料(2人分)
- 生たらの切り身2切れ
- ホールトマト缶詰(400g入り)½缶
- 冷やご飯100g
- 長いも150g
- 玉ねぎ½個
- にんにくの粗いみじん切り1かけ分
- パセリのみじん切り適宜
- あればローリエ1枚
- あれば粉チーズ適宜
- 塩
- オリーブオイル
- 粗びき黒こしょう
作り方
- 玉ねぎは1㎝四方に切る。長いもは皮つきのまま1 ~ 2 ㎝角に切る。たらは一口大に切って塩少々をふり、水けを拭く。トマト缶のトマトはつぶしておく。
- フライパンにオリーブオイル大さじ2を中火で熱し、にんにく、玉ねぎを加えてしんなりするまで炒める。たらを加えてさっと炒め、1のトマト、あればローリエ、塩小さじ⅓を加えてひと混ぜする。
- 水2カップを加えて煮立てる。冷やご飯を加えて混ぜ、弱めの中火で5分ほど煮る。長いもを加えてさらに5分ほど煮る。水がたりなければ適宜たす。
- 塩適宜で味をととのえ、器に盛る。粉チーズと、粗びき黒こしょう適宜をふり、パセリを散らす。
(1人分358kcal、塩分2.4g)
長いもにお肌うるおい効果があったとは……
たらの切り身は皮ごと使ってコラーゲンをとる!
長いものシャクシャクッとした食感がいいアクセントに
コウケンテツさん プロフィール
※コウさんは誕生日を迎え、51歳になりました。


料理/コウ ケンテツ 監修、熱量・塩分計算/日下部淑美 撮影/田村昌裕 スタイリング/駒井京子 イラスト/加納徳博 取材・文/田中祐子
















