冷めても美味しいご飯が食べられる!お弁当ご飯の正しい詰め方/お米マイスター直伝
お弁当を開ける瞬間って、ちょっとワクワクしませんか? さめていてもご飯がおいしいと、午後のやる気までアップしそう! でも、食感がわるいとちょっと残念。ましてや「食中毒、大丈夫だよね?」と心配しながら食べるなんてことがあると……。
そこで、今回はお弁当にご飯を詰める際のポイントをご紹介します。
①米粒をつぶさないように、ふんわり盛る

ご飯はさめたほうが食感がダイレクトに伝わります。そのため、炊きたてのご飯をすぐ食べるとき以上に、「ふんわり感」を意識して詰めることが大切です。
ポイントは、しゃもじですくったご飯を、そのままの形を保ってお弁当箱へすべらせるようにそっと盛ること。米粒と米粒の間に空気を含ませるイメージです。ついぎゅうぎゅう詰めたくなる気持ちもわかりますが、ここはグッと我慢。しゃもじでさわる回数は最小限に!
②ご飯の粗熱を取ってからふたを閉める
これは、みなさんすでに実行ずみかもしれませんね。ご飯から湯気が出ているうちにお弁当箱のふたを閉めると、ふたに水滴がついて食中毒の危険性が高まってしまいます。忙しい朝、めんどうかもしれませんが、かならず「さます」時間を設けましょう。
③食中毒予防には「わさびシート」がおすすめ

よく、「お弁当に梅干しを入れておくと、殺菌効果で腐りにくい」といわれます。ただ、最近の梅干しは減塩タイプのものが多く、以前のものと比べるとあまり殺菌効果が期待できないのだとか。
そこでおすすめなのが「わさびシート」。市販のお弁当などにもよく使われていますが、ご飯やおかずの上にのせてふたを閉めるだけで、わさびの抗菌成分が、食中毒の原因となる菌やカビの繁殖を予防してくれます。100円均一などでも販売しているので、ぜひチェックしてみて!
教えてくれたのは……西島豊造さん
五ツ星お米マイスター。米穀店「スズノブ」代表取締役。お米の産地と消費者をつなぐパイプ役として、地域のブランド米づくりや地域活性化に尽力。メディアにも多数出演し、お米情報を発信中。
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監修/西島豊造 料理・スタイリング/下條絵美 撮影/三好宣弘(RELATION) 取材・文/児玉知子








