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9月に食べたい!見た目も華やか和菓子「着せ綿」

こんにちは!オレぺエディター第三期生のさやです。

今回は、趣味の茶道を通して出会った素敵な和菓子を皆さまにご紹介させて頂きます。

前回の和菓子紹介記事もお時間ある時是非ご覧頂ければ幸いです☺
この季節だけの味わい!6月に食べたい和菓子「水無月」と「鮎焼き」| おいしいもの発見 | オレンジページnet

今回は、秋に食べたい和菓子「着せ綿(きせわた)」のご紹介です。

「着せ綿」

突然ですが、「節句」と聞くと、皆さん何を思い浮かべますか?

3月3日の「上巳(桃)の節句」や、5月5日の「端午の節句」が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。

しかし実は、日本の節句は「五節句」と言って、以下の通り存在します。
陰陽思想では、奇数は陽の数(縁起が良い)、偶数は隠の数とされ、奇数が並ぶ日が「節句」となるそうです。

1月7日 人日(=七草)の節句
3月3日 上巳(=桃)の節句
5月5日 端午(=菖蒲)の節句
7月7日 七夕(=笹)の節句
9月9日 重陽(=菊)の節句

9月9日は一桁では最も大きな陽数(9)が重なることから、重陽(ちょうよう)の節句と呼ばれています。

平安時代、女性たちは真綿を菊の花の上にのせ一晩置き、夜露と香りがしみ込んだ真綿で旧暦9月9日(現在の暦ではおおよそ10月中ごろ)の朝、その綿で体や顔を拭い、美しさと健康を祈ったそう。

重陽の節句ならではの「着せ綿」は、菊の花に白い真綿がかかった様子を表現した繊細な上生菓子です。白色とピンク色のコントラストがとても綺麗ですよね。

購入店舗紹介

今回購入した「着せ綿」は、招き猫で有名な街、東京の豪徳寺にある老舗和菓子屋「東肥軒」で購入しました。

たくさんの和菓子に目移りしちゃいます。人気はこの秋限定の栗むし羊かん、芋羊かんとのことです☺

豪徳寺にはほかにも…

「東肥軒」で購入後、駅に向かって歩いていると、何やら興味深い和菓子屋を発見。

こちらは「SAKATAYA1793」というお店です。

店内は、千利休が設計したとされる現存する最古の茶室、待庵(たいあん)と同じ広さ。わずか二畳でこじんまりとしています。

「東肥軒」とは対照的に、商品数は少ないものの(茶席菓子4種、あん焼8種)、こだわりの素材で一つ一つ丁寧に想いを込めて作られていて、芸術作品のような美しいお菓子が特徴的でした。

今回私は「重陽」を購入してみました。

花が垂れ下がっているように見える位置が正面とのこと。代々使っている木型がこのような形になっているそう。

着せ綿、重陽、異なる角度や色で菊を楽しむことができて充実した午後のひと時を過ごせました♪

まとめ

9月もまだまだ暑い日が続きますね。秋がすぐそこまで来ていることを感じるべく、この時期ならではの和菓子「着せ綿」 を見つけたら是非味わってみてください☺

(尚、「着せ綿」は9月中旬頃までの販売のお店が多いようなので、ご留意いただければ幸いです!)

Instagramもやっておりますので是非遊びに来ていただければ幸いです♪

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さや(東京) サヤ

オレペエディター

香川出身、東京在住の会社員。食へのこだわりが強い夫婦で二人暮らし。作るのも食べに行くのも大好き。趣味は茶道、合唱、美術鑑賞、旅行。隙間時間があれば食に関する調べ物をしてしまう、食に取り憑かれし存在。

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