

入社25年(つまり四半世紀)以上のベテラン料理編集者4人が「うちごはん」について気ままに、赤裸々に語るリレー連載。個人的好み全開のオリジナルレシピのおまけつき。

vol.02
入社25年目 ビール大好きな藤井の場合
『食べたらかに風味ポテサラ』
いつもビールを飲んでるせいか、なにしろポテサラが好きです。ビールを飲み始めるとき、そばにポテサラがいてほしいんです。
初めての居酒屋に入ったら、まず「ポテサラチェック」。ポテサラがおいしかったら、もう他のメニューを食べる前に「ここはいい店だ!」と勝手に決定(笑)。どこにでもある定番だからこそ、お店の個性や思い入れがにじみ出る気がします。
なかでも、とある串カツ屋さんのポテサラが好きで、何度もまねしています。一見、なんの変哲もない枝豆入りのポテサラ。心の準備なく油断して口に入れると、かに風味がブワーッと!(笑)あれ、そんなの入ってたっけ・・・・・・とよーく見ると、「かにかまのみじん切り」が混ぜ込まれているんです。なにこのうれしいサプライズ! みじん切りだからこそ、こくと風味がすみずみまでいきわたっていて・・・・・・。あと引くんですよね〜。
ちなみに、このポテサラはいもをしっかりつぶすタイプなので、ディップ感覚でなにかにのせてもOK。お店では、つけ合わせのキャベツにのせるのが好きだったけど、カリカリに焼いたトーストもイチオシです。
あっ・・・・・・、意図せず第一回の山田先輩に続くかにかま推しに! この連載、決して「練りものしばり」じゃありません(笑)。次回はきっと、練りものの世界から解放される・・・はず!? ぜひお楽しみに。
じつはこんなにどっさり! かにかまをみじん切りにするって、このメニューで初めてやりました(笑)。
トーストにのっけて。8枚切りくらいの薄いパンのほうが、ポテサラとのバランスがいい気がします。
オレぺの中の人のうちごはんレシピ
『食べたらかに風味ポテサラ』

材料(お通しの量×4人分)
- じゃがいも 2個
- かに風味かまぼこ 6本以上
- 冷凍枝豆(さやつき) ひとつかみ
- 玉ねぎのみじん切り 大さじ1
- レモン汁、オリーブオイル 各小さじ1
- 好みで食パン適宜
- 塩 マヨネーズ 粗びき黒こしょう
作り方
- 枝豆は流水で解凍し、さやから身を出す。じゃがいもは皮をむき、一口大に切る。かにかまはみじん切りにする(端から3~4mmに切れば勝手にほぐれる)。大きめのボールに玉ねぎ、レモン汁、オリーブオイルを入れて混ぜる。
- じゃがいもを鍋に入れ、かぶるくらいの水と塩少々を加えて中火にかける。沸騰したら、そのまま柔らかくなるまでゆでる。湯を捨ててさっとから炒りし、水分がとんだら玉ねぎのボールに移す。木べらでよくつぶし、粗熱を取る。
- かにかま、枝豆と、マヨネーズ大さじ3程度を加えて混ぜる。器に盛って粗びき黒こしょう少々をふり、好みで焼いた食パンを添える。

- Editor No.02 藤井裕子(通称・藤井ちゃん)
- 岡山県岡山市出身。1995年にオレンジページに入社。もともと料理は好きだったが、入社してお酒好きが加速し、おつまみ企画を多く担当。ときどきオレンジページ公式Twitterに出没し、自己流おつまみレシピをつぶやいたりする。家族は夫と大学生男子。
藤井のうちごはんレシピ、
こちらにもあります。
〜電子版限定〜
オレぺの中の人のうちの味・好きな味
検索できないレシピ 和食・おやつ
オレぺのレシピを世に送り出しつづけているベテラン料理編集者4人が、これまで出会ったレシピの中から好きなもの、忘れられないものを自ら作って、撮って、語ります。
各電子書籍ストアにて好評配信中!