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『親子で挑戦!農業とコンポストで広がるエコ体験』野菜ともっと仲良くなる親子交流会を開催

「マンション住まいだけど、子どもに農業体験をさせたい」「親子でSDGsに取り組みたい」。そんな子育て世代の声に応えて、昨年11月より『親子で挑戦!農業とコンポストで広がるエコ体験』プロジェクトがスタート。日鉄興和不動産株式会社(以下、日鉄興和不動産)が主催、オレンジページ、LFC、冨澤ファームの4社が共創し、マンション住まいのファミリーが、コンポストと農業体験を通じて「食の循環」を学ぶ全7回(6か月間)のプログラムです。

今回は全7回のプログラムの第6回目を、品川にあるリビオライフデザインサロン!で開催。日鉄興和不動産の分譲マンションに居住する10家族が参加し、「野菜がもっと好きになる」をテーマに、グリーンスムージー作りと、こどもオレンジページ編集長による食育ミニ講座を実施しました。

収穫祭に向けてゼッケンづくり

この日のプログラムは、6月に予定しているじゃがいも収穫祭に向け、畑作業のときにつけるゼッケン作りからスタート。ゼッケンには「みんなに呼んでほしい私(ぼく)の名前」と「私(ぼく)が好きな野菜やくだものの絵」を描いてもらいます。

「何にしようかなぁ…。メロンにしようっと!」「ぼくは、とうもろこしを描きたい!」「私は青じそといちごが好き。あと、ぶどうも!」
緑色のクレヨンで大きな丸い野菜を描き始めた女の子に、パパが「ピーマンかな?」と聞くと、「これはかぼちゃだよ!」
生命力があふれた長ネギをダイナミックに描いてくれた男の子や、「はっぱさんと、しいたけが大好き!」という女の子も。


「野菜ともっと仲良くなろう!」グリーンスムージー作りにトライ

続いて、「野菜ともっと仲良くなるグリーンスムージー作り」。講師はLFCコンポストアドバイザーでもあり、グリーンスムージーオフィシャルインストラクターとして活躍する小井手美年子さんです。

グリーンスムージーは現代人の食事に不足しがちなビタミン、ミネラルなどを手軽にとるために考案された飲み物。「葉野菜とくだものをミキサーにかけて細かくするので、消化・吸収しやすくなり、食物繊維もたっぷりとれます。おいしく作るには、甘味と酸味のバランスをよくするのがコツ。パイナップルを入れると、おいしくなりますよ」と、小井手さん。

3種類のグリーンスムージー
1.とろ~りと甘いグリーンスム―ジー(ベビーほうれん草、パイナップル、マンゴー)
2.ほんのり甘い紫色のスムージー(青じそ、スイカ、ブルーベリー、桃)
3.すっきり甘いグリーンスムージー(水菜、晩柑、パイナップル)

「私は青じそが好きだけど、スイカが苦手。ミニほうれん草とマンゴーを使うスムージーにしようかな」
「紫色のスムージーにも興味があるけど、パイナップルが多めに入っているのを飲んでみたい」

作りたてのスムージーを飲んで、「おいしい!」と目を輝かせるお子さんたち。パパやママたちも「見た目は野菜そのものの色なのに、甘酸っぱくて飲みやすい!」と感嘆の声を上げていました。

今回使用したミキサーはコードレスタイプの「Ninja Blast」

今回使用したミキサーはアメリカ製の「Ninja Blast」(ニンジャ ブラスト)。コンパクトなコードレスタイプなので、コンセントを気にせずに、ダイニングでも屋外でも、どこでも気軽に使用できるのが魅力です。
https://www.sharkninja.jp/pages/ninja-blenders-blast/

参加者からは「前から気になっていたので、実際に使えて参考になった」「コードレスなのは便利だと思った」「小さくて軽くて、使いやすいと感じた」など、好評でした。

 もっと野菜と仲良くなるために、食育講座も!

『こどもオレンジページ』編集部の和田編集長が、お子さんたちが苦手な野菜を克服するための工夫についてレクチャー。

子どもたちが野菜を苦手に感じる理由は〈味〉〈食感〉〈見た目〉の3つ。これらの苦手を克服する2ステップの調理法を紹介しました。

1ステップ目:「野菜の見た目はそのままで、味と食感を変えてみよう」

例えば、ピーマンが苦手な場合には「極薄ピーマンのごま油炒め」がおすすめ。繊維を断つように輪切りにすると硬さが和らぎ、ベーコンとごま油を使うと苦みがカバーできます。

2ステップ目:慣れたら「見た目はそのまま」 「ピーマンのツナご飯詰め」なら、ツナととろけるチーズという2つの旨味食材で味がマイルドに。ご飯のやわらかさが食感をカバーします。

お子さんが苦手な野菜があるときには、まずは〈味〉〈食感〉〈見た目〉の3つの印象を変える工夫から始めてみましょう。そして、慣れてきたら次のステップへ。ちょっとした工夫で、子どもたちが野菜と仲良くなることができます。

 じゃがいもの成育状況とトマト苗配布

ベランダでLFCコンポストによるたい肥作りをスタートして半年。できあがったたい肥を使って植えたじゃがいもの種いもの植え付けから2カ月が経過しました。LFCコンポストトレーナーの土屋さんによれば、じゃがいも畑では今、青々とした葉っぱが10㎝くらいの高さに成長し、白い花を咲かせているそうです。1カ月後にはいよいよ収穫を迎えます!

 この日は、冨澤ファームから届いたミニトマトの苗「マンマミーア」を参加者の10家族にプレゼント。初心者でも手軽にベランダで栽培できる品種です。

「ミニトマトをプランターに植えたら、初日だけお水をたっぷりとあげて、あとは土の表面が乾いたらお水をあげる感じでOK。LFCコンポストでできたたい肥を使う場合は、たい肥1に対して、土3ぐらいの割合で混ぜていただくといいかなと思います。」(土屋さん)

そして、おいしいトマトを収穫するために、開花時期または果実が付き始めた頃に、追肥をするのがおすすめです。根っこから5㎝くらい離れたところにたい肥をひとつかみ置き、下の土と少し混ぜ合わせれば完了です。

1か月後のじゃがいもの収穫祭とともに、ベランダで栽培するミニトマトの収穫。どちらも楽しみですね!

撮影/登万里子 取材・文/大石久恵