「魚のハーブ」の愛称をもつタイムは、香りづけや魚の臭み消しにぴったりのさわやかな香りのハーブ。かわいらしい見た目も、料理に華を添えてくれます。とくに相性がよいのは白身魚。めかじきのほか、あじ、すずき、たら、いかなどともよく合います。包み焼きは、ホイルを閉じたままテーブルに出して、包みを開いたときの香りを楽しんで!
めかじきには塩、こしょうで下味をつけ、白ワイン(または酒)をからめておきます。タイムとのダブル効果で魚の臭み消しは万全! 野菜にも塩、こしょうで下味をつけてから、めかじき、レモン、タイムの順にのせると香りが立ちます。タイムは長さを切りそろえる程度で、茎をつけたまま使います。




スパイス&ハーブマスター
遠藤由美さん

すっきりとすがすがしい香りを持つハーブ。魚との相性のよさから「魚のハーブ」と呼ばれることも。また小さくかわいらしい葉の見た目を生かして、料理の仕上げに添えるのもおすすめ。
独特のすがすがしい香りのハーブ。加熱しても香りが残り、ローレル、パセリと並んでブーケガルニ(煮込み料理の風味づけに使うハーブの束)には欠かせないハーブです。魚をはじめ、肉、トマト、じゃがいもなどとの相性がよく、煮込みやスープのほか、香草焼きやムニエルなどに使うと香りが生かされます。
16g(目安) オープン価格
料理/重信初江 撮影/鈴木泰介 スタイリング/澤入美佳 取材・文/高丸昌子 熱量・塩分計算/五戸美香(ナッツカンパニー)
前の
記事
vol.49 コリアンダーシードを使って「コリアンダーシードのデュカ」
次の
記事
vol.51 さんしょうの粉を使って「山椒風味のポテトサラダ」