
ぷりっぷりの地魚で極上の一杯を。千葉・佐原「立呑み ボン」が、ちょい飲み天国だった件

成田からもほど近い佐原駅から徒歩数分。
夕暮れどきの街角に、ぽっとともるちょうちんと、味のあるのれん。
ここは、知る人ぞ知る立ち飲みの名店『立呑み ボン』。
地元の常連さんに愛されつつ、旅の途中にふらりと立ち寄っても心地よく過ごせる、温かくてちょっと粋なお店です。
今回、編集部が実際に行ってきました!
ふらっと入れる、ちょい飲み天国!

「立呑み ボン」はその名のとおり、スタンド形式の立ち飲み専門店。
店内はカウンターだけのシンプルなつくりで、ちょうちん明かりや手書きのメニューがいい雰囲気をかもし出しています。

入ってすぐ、壁一面に並ぶたくさんのメニューにびっくり!
どれもリーズナブルで、思わず「全部食べてみたい!」と迷ってしまうほど。
注文したのは……新鮮な「銚子港直送」のお魚!
ここ「立呑み ボン」のいちばんの魅力は、銚子港直送の魚が味わえること。

この日は店主さんおすすめの「ユメカサゴ」「ハナダイ」「イシナギ」をいただきました。
見た目からして新鮮な魚たちは、口に入れた瞬間にぷりぷり! そして濃厚なうまみが広がります。

その時季にいちばんおいしい魚だけを仕入れているそうで、メニューは日替わり。何度通っても飽きないラインナップなのも魅力です。
おつまみも絶品! セロリの浅漬けに感動
お魚だけじゃないんです。
今回は、わらびのおひたし・セロリの浅漬け・もつ煮込みも注文。

店主さんが「これ、ぜひ食べてみて」と教えてくれたセロリの浅漬けが驚くほどおいしくて……!
ほどよい塩けとセロリの香りが絶妙で、お酒がすすむ、すすむ。

もつ煮込みも、濃すぎないやさしい味つけで、素材のうまみがしっかり。ていねいな下処理にこだわっているそうです。
常連さんとワイワイ。気取らない空気がうれしい
後半には常連のお客さんも増えてきて、店内はワイワイにぎやかに。
とはいえ、初めてでも店主さんやお客さんがやさしく話しかけてくれるので、緊張は一瞬でほぐれました。
「ここは地元の人のよりどころ。通ってくれる人の顔を見ながら、料理やお酒を提供できるのが幸せです」と、笑顔で話してくれる店主さんの姿が印象的でした。

新鮮な魚、季節の野菜、きゅっと冷えた一杯。おいしいものと、気さくな会話。肩ひじ張らずに、立ったまま。だけど心はゆったり。
そんな時間を過ごせるのが、「立呑み ボン」です。
佐原散策のあとに、ちょっと一杯。地元の旬の味を、ぜひ気軽に楽しんでみてください!
協力/JR東日本千葉支社 撮影・文/編集部・田中