カレーをイメージする強い香りをもちながら、辛さはないクミンシード。炒めものや炊き込みご飯などに使いやすいスパイスです。初めに油に香りをうつしてから他の食材を炒めるだけで、いつもの炒めものがエスニックな雰囲気に。しょうゆ味との相性もなかなかです。
クミンシードは「スタータースパイス(調理の最初に使うスパイス)」として使うのがおすすめ。油が冷たいうちにいっしょにフライパンに入れ、弱火で炒めて油に香りをうつします。この油で炒めた食材は、スパイシーな香りに。クミンの香りとしょうゆの風味、どちらも生かせるよう、しょうゆは最後に入れて。




スパイス&ハーブマスター
遠藤由美さん

カレーを思わせるエスニックな香りが特徴。カレーに使うほか、カリフラワーやじゃがいもともよく合います。炒めものに使う場合は、クミンシードを油で炒めて香りを引き出してから、具材を加えるのがポイント。
インド料理をはじめ、世界各地で肉や野菜料理、煮込みや炒めもの、パンなどに広く使われているスパイス。強い香りが特徴で、カレー粉の原料としても欠かせません。炒めたクミンを米に混ぜて炊くクミンライスもおすすめ。カレーによく合う、香り高い味わいです。
12g 199円(税込み)
料理/重信初江 撮影/鈴木泰介 スタイリング/澤入美佳 取材・文/高丸昌子 熱量・塩分計算/五戸美香(ナッツカンパニー)
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