懐かしいけど進化してる！青森・大竹菓子舗の「たぬきケーキ」を捕獲。編集者の手土産【取り寄せ可】

2024.04.25

全国どこからでも捕獲（購入）可能。

料理と食をこよなく愛するオレンジページの編集者が、撮影や取材、プライベートで愛用する、とっておきの手土産を紹介します。今回担当するのは、『オレンジページ』副編マツコ。編集歴17年のほとんどは料理企画を担当し、自分でも作るほど大の洋菓子好き。心ときめくスイーツ情報ならお任せあれ！

洋菓子界におけるここ数年の密かなブームが「たぬきケーキ」！つぶらな瞳に見つめられると、思わず食べるのをためらってしまいますよね。昭和レトロなお菓子屋さんでひっそりと売られていることが多いたぬきケーキですが、なんとお取り寄せで捕獲（購入）できるお店を青森に発見！　バタークリームではなく、生クリームを使い軽やかに仕上げている、進化系の逸品です。

【たぬきケーキとは？】

昭和の時代に町のケーキ屋さんでよく作られていた、たぬきを模したケーキで、バタークリーム、スポンジケーキ、チョコレートコーティングの組み合わせが定番。「たぬきケーキ」の他、「たぬき」「ぽん太」などネーミングは店ごとに異なり、土台にロールケーキを使うもの、ホールケーキがベースになったものなど、いくつかの種族（種類）が存在する。最初に作ったお店は不明で、製菓団体が行っていた講習会の中で教えられたことから全国に広まったと言われている。時代とともに取り扱う店が減り、絶滅の危機に瀕していたが、見た目の愛らしさと懐かしさで再び注目を集める存在に。

見た目はレトロ、味わいは最先端。
大竹菓子舗・たぬきケーキ／５個セット2250円

【賞味期限：冷凍で30日間、解凍後2日間】【容量：5個入り】取り寄せ可
http://www.ootake.net/

昭和43年創業の大竹菓子舗は、地元の食材を使ったオリジナリティ溢れるラインナップを誇る人気店。十和田市を中心に、青森県内に4店舗を構えています。和菓子職人だった先代と、本場でフランス菓子を学んだ当代の技術が融合した味わいは、唯一無二。

創業当時から作り続けているというたぬきケーキは、時代とともにリニューアル。たぬきの顔の中には、バタークリームではなく、生クリームのホイップが使われているのが特徴です。土台となるふわふわのスポンジ生地は、青森県産の米粉で作ったカスタードクリーム入り。最後の一口まで食べ飽きない、軽やかな味わいが魅力です。基本の構造や愛らしい見た目は守りつつ、時代に合うよう進化させているセンスと技術は、老舗だからこそのものですね。

「たぬきケーキ」、ここも推せる！

●昭和のレトロ感はきちんと残しつつも、高級感のある金紙に包まれていて、令和のパティスリーを感じさせます。普段の日のおやつにはもちろん、手土産に持って行ったら絶対に喜ばれますね。

●かわいらしい見た目もさることながら、上品な生クリーム×軽い食感のスポンジ部分は量・味ともにベストバランス。あえて使用しているという準チョコレートが、全体の味をまとめてくれています。

●これまで捕獲（購入）したことのあるたぬきケーキは、アーモンドスライスなどで耳を模しているものが多かったですが、こちらは中の生クリームで耳のフォルムを再現。この繊細な技術、すごい！

●ファンにはたまらない、アレンジ商品も。3層になったケーキの上にたぬきがちょこんと乗った「八甲田やまのたぬきさん（4個入り）」は、チーズ味とチョコ味を2個ずつ楽しめます。最新作は、まるでたぬきがプリンのお風呂に入ったような見た目にキュンとなる「たぬきプリン（4個入り）」。ぜひこちらも捕獲してみてください。