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じつは函館名物だった!「いかナポリタン」【オレペの中の人・宮川のうちごはんレシピ】

2021.10.11

オレンジページのベテラン編集者たち

入社25年(つまり四半世紀)以上のベテラン料理編集者3人が「うちごはん」について気ままに、赤裸々に語るリレー連載。個人的好み全開のオリジナルレシピのおまけつき。

いかナポリタン

vol.51

入社29年目〈人が喜ぶため〉に料理をしている宮川の場合
『じつは函館名物だった! 父リクエストのいかナポリタン』

 

私担当の回で、何度か登場している父。ここ数年、年齢とともに体調を崩すことが増え、先日も十日ほどの入院ののち、無事に帰宅。

病院食続きだったので「まず何が食べたい?」と尋ねたところ、「いかが入ったスパゲティ。味はナポリタンみたいなの」とのリクエスト。父(と私)の「いか好き」は、以前「塩辛のガーリックバタースパゲティ」の回でお話した通り。入院中、いかが恋しくなっていたようです。

いかを使ったナポリタンは、じつは北海道・函館市のご当地グルメの新顔として、数年前に登場したメニュー。函館を代表する食材「いか」と、大人から子どもまで人気の「ナポリタン」を合わせたオリジナル料理で函館を盛り上げよう! と地元の飲食店が集い、「函館イカナポリタンの会」が発足したのだそう。

数年前の、「函館のいかそうめん食べ放題の朝食付きのホテルに泊まりながら、活きいかを食べに朝市に繰り出す旅」のときの道中、このいかナポリタンののぼりを立てたお店を発見。「さすが函館!」と気になりつつ、残念ながらその時は食べられずに帰京。

のちに調べたところ、「函館イカナポリタンの会」はイタリアンレストランや洋食屋さんをはじめ、カフェやバーからそば屋さんまで、さまざまなメンバーから構成され、お店ごとに工夫を凝らした「いかナポリタン」を提供しているとのこと。ケチャップにいかすみを加えた真っ黒のもの、上にいかの姿焼きがどーんと乗ったもの、そばのつゆを合わせた和風テイストのものなど、メニューを見ているだけでワクワク。

父のリクエストはまさに、この函館名物!ということで、私のオリジナルの一品を考案してみました。「函館イカナポリタン」を名のる条件は「いかを入れる」「ナポリタンの味である」、そしてもう一つ「地場野菜を使う」こと。そこで野菜は、地元の畑のパプリカをメインに、玉ねぎ、マッシュルームなどを合わせることに。

ナポリタンの味の決め手はトマトケチャップですが、さらにフレッシュトマト、トマトピューレを入れて、「トマトの三位一体作戦」に。さらに「いか焼きそば」をイメージして中濃ソースをプラスしたところ、いかによく合う味になり、大成功! 父も「うん、そうそう、これだ。うまい」と喜んで食べてくれました。情勢が落ち着いて、また旅行ができるようになったら、父と一緒に、本場の「いかナポリタン」を食べに函館に行けたら、と願っています。

 
  • いかナポリタンの具 するめいか・ベーコン・トマト・玉ねぎ・パプリカ(赤・黄)・マッシュルーム

    ナポリタンの味つけといえば甘いケチャップですが、生トマトの酸味、トマトピューレのこく、さらに中濃ソースのスパイシーな香りを加えて、深みのある味に。いかは堅くならないように、具材を調味したあとにさっと炒める程度にすること、またいかだけでは淡泊なので、ベーコンのうま味を加えることもポイントです。

  • 冷製かぼちゃスープ

    野菜をあまり食べてくれない父のために、ナポリタンには野菜をたっぷりと入れ(加熱するとかさが減って◎)、さらにかぼちゃのスープを添えました。スープの作り方は簡単で、まず玉ねぎを炒めてからかぼちゃを皮ごと加え、かぶるくらいの水を加えて20分ほど煮ます。ブレンダーでなめらかにし、好みの量の牛乳や豆乳でのばして、塩、こしょうで味とととのえればできあがり。暑い日だったので冷製にしましたが、あつあつももちろん、おすすめです。

オレぺの中の人のうちごはんレシピ

『函館名物をアレンジ!
いかナポリタン』

いかナポリタン

材料(2~3人分)

  • スパゲティ 200g
  • するめいかの胴 1杯分
  • ベーコン 2枚
  • トマト 1個
  • 玉ねぎ 1/2個
  • パプリカ(赤・黄) 各1/2個
  • マッシュルーム 1パック(5~6個)
  • にんにくのみじん切り 1かけ分
  • バター 大さじ1
  • オリーブオイル 大さじ1
  • 白ワイン 大さじ2
  • A
  • ・トマトケチャップ 大さじ7~8
  • ・トマトピューレ 大さじ2
  • ・中濃ソース 大さじ2
  • 塩 こしょう

作り方

  1. スパゲティを表示時間より1分長めにゆでる。ゆで汁をきり、バターをからめておく。
  2. いかは幅1cmの輪切りにする。ベーコンは幅5mmに切る。トマトはへたを取り、ざく切りにする。玉ねぎは縦に薄切りにする。パプリカはへたと種を取り、横半分に切ってから、縦に幅1cmに切る。マッシュルームは幅5mmに切る。
  3. フライパンで玉ねぎを加えて炒める。玉ねぎが透き通ってきたらトマトを加えさらに炒めるフライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて中火にかけ、香りが立ったら玉ねぎを加えて炒める。玉ねぎが透き通ってきたらトマトを加え、汁けを飛ばすようにしながら、トマトが柔らかくなるまで5分ほど炒める。
  4. 炒めたたまねぎとトマトにベーコン、パプリカ、マッシュルームを加えるベーコン、パプリカ、マッシュルームを加え、野菜がしんなりとするまでさらに3分ほど炒める。
  5. いかナポリタンの味つけAの材料を加え、なじませるように炒めてからフライパンにの片側に寄せ、あいたところにいかを入れる。白ワインをふり、いかの色が変わるまでさっと炒める。
  6. スパゲティを加え、全体にからめるように炒める。味をみて、塩、こしょう各適宜で調味する。
宮川京子
Editor No.03 宮川京子(通称・ミヤカワさん)
神奈川県横浜市出身。大学卒業後、1992年に「ただただ料理が好き」という志望動機でオレンジページに入社。出版社の業務形態などをまったく知らず「オレンジページに入れば、自分で料理を作って写真を撮ってレシピが書ける」と思い込み、後にそうではない事実を知る。戸惑いのスタートから早29年。料理本担当一筋の日々で、常に頭のなかは食べることと作ることで埋め尽くされている。

宮川のうちごはんレシピ、
こちらにもあります。

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