2021.08.16
入社25年(つまり四半世紀)以上のベテラン料理編集者3人が「うちごはん」について気ままに、赤裸々に語るリレー連載。個人的好み全開のオリジナルレシピのおまけつき。
おうちごはんといえばもっぱら『パスタ』の私。猛暑、酷暑が続くこの時期は、冷し中華ならぬ「冷やしスパゲティ」の登場率が高くなります。フレッシュトマトやジェノベーゼ、スパゲティサラダ風と、「冷やし」のレパートリーは数多くありますが、中でも「我ながらよくぞ思いついた」と自画自賛しているのが、今回ご紹介する「冷やしカルボナーラ」。
この一品を思いついたのは、数年前に、自分で料理製作と編集をした「毎日きまぐれスパゲティ」という本を担当したとき。作業の時期が夏だったこともあり、「あの濃厚なカルボナーラを、冷製仕立てにできないものか」と考えたことがきっかけでした。
ふつうのカルボナーラは、ゆでたパスタの余熱で、卵入りのソースをとろりとさせますが、冷たくする場合はどうすればいいのか。悩んでいたところ、ふと頭をよぎったのが、昔よく作っていた「カスタードプリンやシュークリーム」。どちらも、まず卵黄と砂糖をすり混ぜてから牛乳を加え、火にかけてとろりとするまで混ぜますが、砂糖を粉チーズに替えて同じように作ったところ(方向性的には)大成功!
最初はボソボソとしたり、冷えたベーコンがおいしくなかったりと、満足のいかない仕上がりでしたが、ソース作りは直火にかけずに湯せんにする、ベーコンの代わりに生ハムを使う、といった工夫ののちに、ようやく満足のいくレシピが完成!
「冷やしカルボナーラのルーツはスイーツだった」、そんな顛末から生まれたこのレシピ。キンキンに冷やした白ワインやビールと合わせていただくと、暑さも吹き飛んで、なんとも幸せな気持ちに。この夏、あと数回は作って楽しみたいと思います。
「冷やしカルボナーラ」のレシピのきっかけとなったのが、子どものころから好きだったスイーツ作り。砂糖を粉チーズに替えることで、冷たいカルボナーラになるとは…。思い出のレシピは、本連載のきっかけのひとつとなった、山先輩監修の『オレぺの中の人のうちの味・好きな味 検索できないレシピ おやつ』ででご紹介しています。
トッピングに使用しているのが、「粒生こしょうの塩漬」。少々値が張るため、自己流で手作りすることも。黒粒こしょうは小鍋に入れてかぶるくらいの湯を加え、そのまま数時間浸します。多めの塩を加えて弱火にかけ、途中水を足しながら30分ほど煮詰め、冷ましたらでき上がり。口の中でプチッとはじける食感と、ふわ~と広がるこしょうの香りがなんとも美味!
オレぺのレシピを世に送り出しつづけているベテラン料理編集者4人が、これまで出会ったレシピの中から好きなもの、忘れられないものを自ら作って、撮って、語ります。
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