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アレンジでさらにお酒がすすむ! オレンジページの中の人・山田の「塩辛のっけじゃがバター」

2021.06.07

オレンジページのベテラン編集者たち

入社25年(つまり四半世紀)以上のベテラン料理編集者3人が「うちごはん」について気ままに、赤裸々に語るリレー連載。個人的好み全開のオリジナルレシピのおまけつき。

塩辛のっけじゃがバター

vol.33

入社27年目 計量が苦手な山田の場合
『塩辛のっけじゃがバター』

 

再三再四の告白になって恐縮ですが、わたくし、お酒が大好きです。今から二年半ほど前、それまでの不摂生を反省し、老後を見据えてガラリと生活習慣を変えた際も、お酒だけはやめませんでした。お酒を飲みながらおいしいものを食べる時間が何よりの幸せで、数少ない趣味の一つ=飲酒と公言してはばからない私がお酒をやめるなんてムリ。これまでダイエットを目的に短期間徹底禁酒したことは何度かありますが、楽しみがない生活は長続きしないことを身をもって感じているせいか、日々の艱難辛苦を乗り越えて、おいしいお酒を飲むことこそ、自分にとって最高の健康法と思うようになりました(笑)。

そんな私が作るつまみは、お酒を飲みながら、あるいはほろ酔いでも、失敗なく作ることができるシンプルかつ簡単なものが基本。今回の「じゃがバター」は、まさに自分的気ままつまみの最高峰で、放っておけば、セイロがおいしく蒸し上げてくれるじゃがいもに、バターといかの塩辛をのせ、たーーーーっぷりとこしょうをひくだけの簡単さ。失敗のしようがない一品です。

唯一のこだわりは、じゃがいもをセイロで時間をかけて蒸すこと。ポテトサラダを作るときなんかは、電子レンジでチンしてパパっとがありがたいんですけれど、このじゃがバターを作るときは、なぜかセイロを持ち出してしまうんですよね~。とりあえずチーズをつまみにビールを一杯やりながら、ときどきいもに竹串を刺して火の通り具合を確認したり、トッピング用のねぎを刻んだり……。そんなふうにして「待つ」時間こそが、でき上がったじゃがバターを最高においしくしてくれるスパイス(?)だと思うんです(笑)。セイロから上がる湯気を眺めているだけで気持ちが落ち着くみたいな……。

特に残業後、夜遅い時間に台所に立ち、さて、つまみは何をとなったときに猛烈に食べたくなるのが「じゃがバター」。こんな時間に何のつもり? と自問自答することもあるけれど、普段のご飯を作るときとは違う気持ちで、自分のためだけに作るつまみって、どんなに簡単であっても、今日の自分へのごほうび、そして明日の自分の活力になるように思います。ただおいしいお酒を飲みたいだけって話もありますが(汗)。

 
  • せいろに入れたじゃがいも

    今回はちょっと前にスーパーで買った新じゃがを、何個か余分に蒸しました。1個蒸しても、4個蒸しても手間は同じ。多めに蒸した新じゃがはポテトサラダにしたり、一口大に切ってオムレツにしたり。蒸しじゃががあるだけで、翌日のご飯の支度がぐっとラクになります。

  • せいろで作ったおかず。蒸しなす、卵入りツナサラダ

    セイロがあると、他の料理を作りながら、同時進行で蒸し野菜ができて本当に便利。ある日は皮をむいたなすを丸ごと蒸してから裂き、刻んだザーサイとごま油、塩を混ぜたたれをからめて、あえものにしたんですが、なすを蒸した後、卵をセイロにインして蒸し、ツナサラダも作ってしまいました。一度に何品も作る心の余裕が生まれるのは、ほったらかしにできるセイロを使うからこそだと思います。

オレぺの中の人のうちごはんレシピ

『塩辛のっけじゃがバター』

塩辛のっけじゃがバター

材料(作りやすい分量)

  • 新じゃがいも 4個(200g強って感じ)
  • いかの塩辛 好きなだけ
  • 万能ねぎの小口切り ひとつまみ
  • バター 粗びき黒こしょう
  • ※他に言い方が思い浮かばず、「作りやすい分量」としましたが、すべてはお好みの分量で、という気持ち。じゃがいもは翌日のおかず用に多めに蒸しましたし、塩辛もコンビニでたまたま手に取ったものですし、バターの分量も、いもの大きさによって適当に変えてますし、万ねぎがなければ、しそをちぎってのせたり、貝割れ菜をのっけたりもします。どう作ってもたいがいおいしくなると思うので、「自分好み」を楽しんでください。

作り方

  1. 新じゃがはよく洗い、皮つきのまま蒸気が上がったセイロに並べ、ふたをして蒸す。深さと容量のある「和セイロ」。専用の鍋つき⇒うちにはセイロが2種類あるんですが、野菜を蒸すときは、たいがい深さと容量のある「和セイロ」を使ってます。専用の鍋つきでとっても便利。かさばるので写真は撮りませんでしたが、ミニ中華セイロはシュウマイを蒸したり、蒸し野菜をそのままテーブルに出す場合に重宝。器としても使えるところが気に入ってます。
  2. じゃがいもに竹串を刺してみて、スーっと通るくらいになったら、やけどをしないように取り出し、半分に切る。⇒今回は20分くらい蒸しました。じゃがいもの食感がしっかり残る感じ。でも、じゃがいもが簡単につぶれるくらい柔らかくなるまで蒸してもおいしいですよ~♪このへんもお好みで。長く蒸す場合は、湯がなくなって鍋が焦げつくという失敗がないよう、ときどき鍋中の湯の様子ものぞくようにしてます。
  3. じゃがいもを器に盛り、じゃがいもが熱いうちにバター適宜をのせ、いかの塩辛をのせる。万能ねぎを散らし、さらに粗びき黒こしょうをたっぷりめに散らす。いもにバターと塩辛をからめながら食べる。⇒こしょうはがーーーっとたっぷりひくのが私の好み。いかの塩辛とバターの塩けのみでも十分おいしいんですが、こしょうをたっぷり合わせると味にメリハリがついて、飽きません。
山田かおり
Editor No.01 山田かおり(通称・山先輩)
大学卒業後、1994年にオレンジページに入社。料理にも編集にもまるで興味がなかったのに、オレンジページ編集部に配属。料理編集者の道を歩み始める。以来ずーっと料理企画を担当。料理編集者でありながら、計量と甘いものが苦手という変わりだね。プライベートではプロレスと酒をこよなく愛し、夫と愛猫1匹、リクガメ夫妻と暮らす。

山田のうちごはんレシピ、
こちらにもあります。

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