私のInstagramで紹介しているお弁当のなかでとても好評で、「作り方を知りたい」とリクエストをたくさんもらうのが、ハムきゅうりサンド。娘も大好きで、本当によく作っているわが家の定番のひとつです。ご想像のとおり、とてもシンプル。そして簡単です。でも、おいしくなる秘密があるんです。今回特別に、さっぱり軽やかで何度食べても飽きない、『クリトモ式 ハムきゅうりサンド』の秘密をすべて大公開! 動画を見て、ぜひ作ってみてください。よくあるハムきゅうりサンドとはちょっと違うと、感じてもらえるはず! ここがクリトモ式! きゅうりはピーラーで薄くスライス。酢をなじませてさっぱり、軽やか! きゅうりはピーラーで薄くスライスし、白ワインビネガーをかけちゃう! きゅうりを酢漬けにするイメージです。単体で食べると酸っぱいんですが、他の具と合わさるとちょうどいいバランスになります。さっぱりとしたアクセントになる感じ。そしてスライスして重ねているから、食感もいい! このひと手間で、何度食べても飽きない軽やかなサンドイッチになるんです。 クリトモ式『ハムきゅうりサンド』のレシピ 材料(2人分) 食パン(8枚切り)……4枚生ハム(薄めがおすすめ)……4枚ロースハム……2枚きゅうり……2本白ワインビネガー……少々フレンチマスタード※……少々マヨネーズ……適宜※お気に入りはマイユのディジョンマスタード! くわしくは下で紹介しています。 作り方 (1)きゅうりはへたを切り落とす。ピーラーで縦に長くスライスする。すぐに食べない場合は、真ん中の種の部分は取り除く(詳しくは動画でチェック!)(2)重ねた状態でパンのサイズに合わせて長さを半分に切り、バットに並べ入れてビネガーをかけて返しながら全体になじませ、そのまま2分ほどおく。(3)食パン2枚にマスタードを塗り、ロースハムを1枚ずつのせる。ペーパータオルできゅうりの汁けを拭き、ハムの上に等分に横長に並べてのせる。マヨネーズを細く全面にかけ、生ハムを2枚ずつのせる。(4)食パン2枚をそれぞれにのせてかるく押さえたら、縦半分に切る。水分のあるきゅうりは真ん中になるようにサンド。生ハムの塩けで味が引き締まるので、ちょっと多めでちょうどいい感じ。お好みで調整してくださいね。きゅうりの向きを間違えないようにカットすると、断面がキレイ! 毎朝のお弁当作りは大変。このサンドイッチは簡単で助かります。何より娘が喜んでくれるのがうれしい! 今回の友さんこぼれ話。「永遠のお気に入り! マイユの量り売りのマスタード」 私はマスタードが好き。いろんなマスタードを試すのも好き。なかでも永遠のお気に入りともいえるのが「マイユ」のマスタードです。フランスのお店では、量り売りで専用の陶器のポットに詰めてくれるから、香りも味もフレッシュ! びん詰で普通に売られているものとは別ものなんです。時間がたって熟成されて、マイルドになっていく様子を楽しめるのも、量り売りならではです。今のお気に入りは、この黒トリュフ入りのマスタード。ブラックの陶器がオシャレで香りも最高。誰かがフランスに行くと聞いたら、「マイユのマスタード、買ってきて!」とお願いするのがお決まり。それくらい大好き。サンドイッチに使ったら、それはもう、最高です!>>「向いてると思う。トモは料理上手だよ」。母・栗原はるみの言葉で料理の道へ。栗原友さんインタビュー栗原友 愛称は「クリトモ」。母は料理家の栗原はるみさん、父は元キャスターの故・栗原玲児さん。弟の心平さんも料理家。築地の鮮魚店「クリトモ商店」を営む傍ら、スーパーオオゼキの顧問としても活躍。著書に『ひとりぶん、ふたりぶん 刺身パックでさかなつまみ』(プレジデント社)など。Youtubeチャンネル「クリトモ式」▶https://www.youtube.com/@user-fv7kn8mv7h