寒い冬、手軽に体を温めたいときに重宝するのが「
使い捨てカイロ」ですよね。じつは冷えからくるさまざまな不調の軽減にも効果を発揮する優秀なアイテム。いつでもどこでも手軽に温めることができ、血液がめぐることで自律神経のバランスが整います。
さらには、
体をしんまで温める温灸効果も期待できるとのこと。「朝起きたらすぐに貼るくらい、日々、使い捨てカイロを愛用しています」と語る、冷え専門医の石原新菜先生に、風邪っぽいと感じたときののカイロ活用法を聞きました。
風邪かな? と思ったら「風門」のツボにカイロを貼る!

風邪っぽく感じたときに貼るおすすめの場所は、肩甲骨の間。貼るカイロ1 枚を横向きに貼りましょう。ここには風門※というツボがあり、東洋医学ではここから風邪が入ってくると考えるので、温めて風邪をブロック。風邪をひいてしまった後も、風門を温めておくと治りが早くなります。
※背中の上部で、両肩甲骨の間にある2か所。
カイロを使うときは低温やけどに注意
・衣類の上から貼り、肌に直接触れないようにする。
・熱いと感じたり、肌に赤み、かゆみなどが出たら使用をやめる。
・こたつの中や暖房器具の近くでは使用しない。
・就寝時専用のもの以外は、就寝時は使わない。
上手にカイロを活用して、風邪っぽいときは早めに対策! 寒い冬を健康的に乗り切りましょう。
教えてくれたのは……
石原新菜さん
イシハラクリニック副院長。漢方医学や自然療法の考えに基づいた診療を行い、冷えや温活にも詳しい。わかりやすい医学解説と親しみやすい人柄で各メディアにて活躍中。
(『オレンジページ』2023年2月2日号より)
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