






風邪は自分の免疫力で治すのが大切!
子どもがよくひいてしまう「風邪(かぜ)」。せきやくしゃみ、鼻づまり、熱などの症状が出てつらいときもありますね。風邪症状をおこす感染症の原因は、じつは8~9割がウイルスによるもの。しっかり食べて水分をとる、よく休むなど、自分の免疫を高め、免疫の力で治すことがいちばん。
症例は少ないですが、細菌感染が原因の場合は、抗生剤は有効といえます。
水分はこまめにとろう
風邪をひくと熱が出ることが多く、汗をたくさんかくので水分はしっかり取りたいもの。子どもはのどが渇くと水をたくさん飲みたくなりますが、胃腸も弱っていることが多いので、元気な時と同じように飲むと嘔吐や下痢につながることにも。
親が気を付けて、少しずつこまめに飲ませるようにしましょう。例えば、コップに1㎝くらいの水や麦茶、イオン飲料などを入れて飲ませることを時間を少しおいて繰り返す、などがよいでしょう。
とくに手洗いをしっかりと
予防のために、外から帰ったら必ずうがい、手洗いを。とくに手洗いは感染を防ぐ効果が高いので、念入りにしましょう。また、せきが出てしまうときは、マスクをしたりひじの内側で顔を覆うなど、せきエチケットはとても大切です。
監修/工藤紀子
小児科医・医学博士。 順天堂大学医学部卒業、同大学大学院 小児科思春期科博士課程修了。栄養と子どもの発達に関連する研究で博士号を取得。 現在2児の母。アメリカにて子育てを経験。「育児は楽に楽しく安全に」をモットーに、年間のべ1万人の子どもを診察しながら、子育て中の家族に向けて育児のアドバイスを行っている。 https://noriko-kudo.com/

作/(キモト)
准看護師免許を持つ漫画家。「子どもたちに健康と元気を届けたい」という思いで、子どもがかかりやすい病気や、体のことについてユーモラスなキャラクターで紹介している。「親子で一緒に学んで、病気に負けない強い体づくりを日頃から心がけてほしい」。
公式サイト:「なおせ!トリートマン」
X:https://twitter.com/136teatman
