子どもの健康や体のことについて、知っておくといざというとき安心! トリートマンといっしょに楽しく学びましょう。






秋になっても油断できない! 蚊に注意
「夏も終わったし、もう蚊は大丈夫かな?」と思いがちですが、実は油断大敵です。蚊は気温が25〜30℃くらいで最も活動的になるため、猛暑の夏は活動がにぶっていたものの、涼しくなった秋に再び活発になることがあります。秋になっても、屋外では虫よけスプレーや長袖・長ズボンなどの対策を続けましょう。
遭遇したら静かに逃げて! ハチ対策
ハチは黒い服だけでなく、香りや激しい動き、大きな音にも敏感です。ハチに遭遇したら、あわてて手で払ったり大声を出したりせず、静かにその場から離れるのが一番の対策です。 ハチアレルギーがある人は、アナフィラキシーのおそれがあるので特に注意が必要です。刺されて呼吸困難や全身のじんましん、めまいなどの症状が出た場合は、迷わず救急車を呼んで病院へ! 腫れがひどい、熱をもっている、痛みがある場合も受診しておくと安心です。
見つけたら要注意! マダニに刺されたら…
山や草むらにいるマダニは、命に関わる重症の感染症(SFTSなど)を引き起こすことがあります。刺された場合は、無理に手で近くむしり取らず、ピンセットなどで皮膚近くからゆっくり引き抜くか、病院を受診しましょう。刺された後に発熱や体調不良を感じたら、必ず病院へ!
虫に刺されたあとの正しい処置と受診の目安
虫に刺されたあとは、石けんと流水で患部をよく洗うことが大切。こうすると、かきむしったときに起こりやすい「とびひ」の防止につながります。かゆみが出てきたら、保冷剤などで冷やすとラクになりますよ。 病院を受診する目安は、「刺された場所が熱をもってきた」「腫れがどんどん広がってきた」「本人の熱が出てきた」などの症状が出たときです。

小児科医・医学博士、保育士。 順天堂大学医学部卒業、同大学大学院 小児科思春期科博士課程修了。栄養と子どもの発達に関連する研究で博士号を取得。 現在2児の母。アメリカにて子育てを経験。「育児は楽に楽しく安全に」をモットーに、年間のべ1万人の子どもを診察しながら、子育て中の家族に向けて育児のアドバイスを行っている。
https://noriko-kudo.com/

准看護師免許を持つ漫画家。「子どもたちに健康と元気を届けたい」という思いで、子どもがかかりやすい病気や、体のことについてユーモラスなキャラクターで紹介している。「親子で一緒に学んで、病気に負けない強い体づくりを日頃から心がけてほしい」。
公式サイト:「なおせ!トリートマン」
X:https://twitter.com/136teatman
