オレンジページnetはこちら
おしえて!トリートマン

2025.10.28

子どもにとって大切な栄養・カルシウムについて知りたい! まんがでチェック【おしえて!トリートマン】

子どもの健康や体のことについて、知っておくといざというとき安心! トリートマンといっしょに楽しく学びましょう。

登場キャラ紹介 トリートマン…みんなに病気や体のことをおしえてくれる元気の味方! チっくん…トリート漫画大切にしている注射器のぬいぐるみ

日本の子どもたちはカルシウム不足!?

東京大学の調査によると、日本人の男女すべての年齢層において、カルシウムの摂取量が不足しているという結果が出ています。
子どもの骨や歯の成長に欠かせないカルシウムですが、日本人が不足しやすい背景として、以下のような食習慣が指摘されています。
・欧米と比較して、牛乳や乳製品の摂取量が少ない。
・魚の骨まで食べる習慣が薄れ、魚介類の摂取量が減少している。

特に小学生では、給食で牛乳を飲む機会がありますが、給食がない日には、なんと8割もの子どもでカルシウムが不足しているというデータもあります。成長期の子どもの丈夫な体づくりには、日頃から意識的なカルシウムの摂取が重要です。

効率よくカルシウムがとれるのはどんな食材?

では、1日に必要なカルシウム量を満たすには、どのような食材を食べればよいのでしょうか?
効率よくカルシウムが摂りやすい食材としておすすめなのは、牛乳や小魚(しらす干しなど)。
牛乳はコップ1杯で1日に必要な量の約半分、しらす干しは15gで目安量の半分近くのカルシウムがとれます。
特定の食材に偏るのではなく、様々な食品からちょこちょこと摂取し、合計量を満たすのが大切なポイントです。

毎日手軽に! ふだんの食事でカルシウムをとるコツ

牛乳は、そのまま飲んでも、料理に使っても手軽にカルシウムが摂れる便利な食材です。
クリームシチューやグラタンのホワイトソースなど、牛乳がメインの料理に使うほか、みそ汁や鍋ものにプラスするなど「ちょい足し」がしやすいのも魅力。
牛乳が苦手な場合やアレルギーのお子さんは、豆乳で代用してもよいでしょう。
牛乳の脂質が気になる場合は、低脂肪牛乳や無脂肪牛乳を選んでも、カルシウム量は変わりません。牛乳独特のにおいが苦手な子は、さらっと飲みやすい低脂肪・無脂肪タイプを試してみるのもおすすめです。

監修/工藤紀子
小児科医・医学博士、保育士。 順天堂大学医学部卒業、同大学大学院 小児科思春期科博士課程修了。栄養と子どもの発達に関連する研究で博士号を取得。 現在2児の母。アメリカにて子育てを経験。「育児は楽に楽しく安全に」をモットーに、年間のべ1万人の子どもを診察しながら、子育て中の家族に向けて育児のアドバイスを行っている。
https://noriko-kudo.com/

山岸知己作/(キモト)
准看護師免許を持つ漫画家。「子どもたちに健康と元気を届けたい」という思いで、子どもがかかりやすい病気や、体のことについてユーモラスなキャラクターで紹介している。「親子で一緒に学んで、病気に負けない強い体づくりを日頃から心がけてほしい」。
公式サイト:「なおせ!トリートマン」
X:https://twitter.com/136teatman

ARCHIVESこのカテゴリの他の記事

TOPICSあなたにオススメの記事