子どもの健康や体のことについて、知っておくといざというとき安心! トリートマンといっしょに楽しく学びましょう。






骨を丈夫にし、免疫機能を高めるビタミンD
ふだんなかなか意識することはないかもしれませんが、「ビタミンD」は、体に摂取したカルシウムの吸収を助けて、骨を丈夫にするために欠かせない脂溶性ビタミンです。
そして、ビタミンDのパワーはそれだけではありません。子どもの成長をサポートする、重要な役割を担っています。
<ビタミンDの役割>
- 骨・歯の健康をサポート: 腸からのカルシウム吸収を促進し、骨の成長や再構築を助けます。不足すると、骨がやわらかくなる「くる病」のリスクが高まったり、O脚の原因などにもなります。
- 免疫機能の調整: 免疫細胞を活性化させ、ウイルスや細菌への抵抗力を高める働きも期待されています。
- 筋肉・神経の働き: 筋肉の動きや、神経が情報を伝達する役割にも必要とされています。
また、妊娠中のお母さんにビタミンDが不足していると、生まれてくる赤ちゃんもビタミンD不足になりやすいことがわかっています。子どもの時期だけでなく、生涯にわたって大切な栄養素なんです。
しっかり摂りたいビタミンDを多く含む食材は?
ビタミンDの摂取方法には、食べ物から栄養としてとる方法と、日光を浴びて皮膚で生成する方法の2通りがあります。まずは食べ物からのとり方について。
<ビタミンDを多く含む食材>
- 魚介類: 鮭、サンマ、しらす、カレイ、うなぎなど
- きのこ類: きくらげ、干ししいたけ、まいたけなど
脂溶性で、油に溶けやすい性質を持っているビタミンDは、油と一緒に調理することで吸収率がより高まります。魚を焼いたり、きのこを炒め物にしたりすると効果的です。
ビタミンDを効率よくチャージ! 日光浴のコツ
次に日光からのとり入れ方について。ビタミンDは、太陽の光(紫外線B波:UVB)を浴びることで、私たちの皮膚でもつくられます。
「日焼けが気になるから、子どもにはしっかり紫外線対策をしている」という家庭も多いかもしれません。もちろん、過度な日焼けは避けたいですが、ビタミンDを生成するためには、適度に日光を浴びることも大切です。
・屋外で直接、太陽光を浴びる
紫外線B波(UVB)がビタミンD生成に有効ですが、このUVBは、窓ガラスを透過しにくいため、外に出て日光を浴びましょう。紫外線量の少ない冬期や曇りの日は、とくに意識して散歩をするなど、日光を浴びることを心がけて。手のひらを空に向けて日光を当てることでも効果があると言われています。
・紫外線情報も参考に
日焼けが心配な場合は、環境省などが提供している紫外線量の目安がわかるサイトを活用してみるのもおすすめです。
適度な日光浴と、ビタミンDを多く含む食事のバランスが、子どもの健やかな成長をサポートする鍵になります。意識してみてくださいね。
監修/工藤紀子小児科医・医学博士、保育士。 順天堂大学医学部卒業、同大学大学院 小児科思春期科博士課程修了。栄養と子どもの発達に関連する研究で博士号を取得。 現在2児の母。アメリカにて子育てを経験。「育児は楽に楽しく安全に」をモットーに、年間のべ1万人の子どもを診察しながら、子育て中の家族に向けて育児のアドバイスを行っている。
https://noriko-kudo.com/
作/(キモト)准看護師免許を持つ漫画家。「子どもたちに健康と元気を届けたい」という思いで、子どもがかかりやすい病気や、体のことについてユーモラスなキャラクターで紹介している。「親子で一緒に学んで、病気に負けない強い体づくりを日頃から心がけてほしい」。
公式サイト:「なおせ!トリートマン」
X:https://twitter.com/136teatman


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