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MEGUMIさん「朝、土鍋に米を浸水させて出かけます」撮影現場の差し入れにもさすがの仕掛けが！

2023.11.12

（c）テレビ東京

バラエティやドラマ、経営者など、幅広く活躍しているMEGUMIさん。この春に発売した美容本が大ヒットしたことも記憶に新しい。そんな彼女が今、企画・プロデュースを手掛ける女性応援ドラマ第２弾「くすぶり女とすん止め女」（テレビ東京ほか）が放送中。主人公は、25年間もモラハラ夫に虐げられてきた専業主婦の郁子（西田尚美）と恋愛も仕事も万年２番手な会社員・ほのか（香音）。世代のちがうふたりがぶつかり合いながらも、たがいに手を取り合い、生きづらい現代社会に抗っていくという物語だ。

40代の主人公に「私にもできるかもしれない」と共感

「郁子さんは実話、ほのかちゃんは実際のうちのスタッフたちの悩みを徹底的にリサーチしてキャラクターを作り上げました。だからきっとリアルで、現代の女性の方に共感していただけると思います。たとえば、年を重ねれば重ねるほど、〝自分なんか…〟って考えてしまうことってありますよね。〝40代で新しいことなんて、子育てしかしてないからムリだ〟のように。主人公はそこを打破していくので〝私にもできるかもしれない〟と思わせてくれます」
プロデューサーとして、演出面にも多くのこだわりがある。女性にとって重いストーリーだが、「あくまで映像はライトにオシャレに。深夜ドラマとは思えないような上質な画質にして、内容はヘビーだけどちょっと笑えるという、あまりほかにない絶妙な落としどころにしています」と制作の裏側について語ります。

自分から動き出すことの大切さを感じるこの作品。
「大人になると、理由をつけて行動しないことがうまくなってしまいますよね。だけど、たとえばメイクを変えるなど、なんでもいいので普段と違うことをやってみてほしい。きっと世界が変わっていきます」

撮影現場でもプライベートでも、あたたかくて元気が出るごはんにこだわっています

過酷な撮影現場のスタッフたちのために、差し入れにも力を入れている。
「みなさんの栄養を考えたいし、芸能界もSDGsに取り組んだほうがいいので、形が悪くて本来なら捨てられるような、破棄野菜を使ったケータリングをお願いしました。農家さんを探してケータリング業者さんとつないだら、みなさん面白がって喜んでくださった。現場であたたかいごはんを食べてもらいたくて、おうどんとかほうとうとか、野菜をたくさんいれて。これから、〝MEGUMIの現場はごはんがおいしい！〟と言われるようになりたいですね」

破棄野菜を使った好評のケータリング

石川県・金沢で古民家パンケーキカフェのオーナーも務めるMEGUMIさんは、多忙な毎日を送っている。そんな日々を元気に過ごすためのパワーめしは、土鍋で炊いたごはん。
「朝、お米を洗ってつけて冷蔵庫に入れておき、帰ったら炊くのですが、小さな鍋だと20分くらいでできて意外と簡単。炊飯器で炊いたものとは別のおいしさがあって食べると元気が出ます。土鍋ごはんに合わせるのは、具だくさん味噌汁や納豆とか漬物。いわゆる粗食なんですが、丁寧に作ってる感じはします」

また、お米選びにもこだわりがある。「近所に無農薬のお米を売ってるお店があって。アワとかヒエとか黒米、若玄米、発芽米、いろんなお米を、その時の気分によってブレンドしています。いろいろ変えられるのが、お米のおもしろいところですね」

〈PROFILE〉
MEGUMIさん

（C）テレビ東京

めぐみ／1981年、岡山県生まれ。2001年にグラビアアイドルとしてデビュー後、バラエティー番組で大人気に。俳優としても活躍し、2020年には「台風家族」「ひとよ」での演技が高く評価され、第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞した。2023年４月、初の美容本「キレイはこれでつくれます」（ダイヤモンド社）を発売。

「くすぶり女とすん止め女」
ふちいく子さんの人気エッセー「くすぶり女のシンデレラストーリー」が原案。経済力や自己肯定感が低いため、モラハラ夫と離婚できずにいる２児の母・郁子（西田尚美）が、意を決してPR会社で働き始める。そこで、なんでも器用にこなしているようでじつは満たされない思いを抱える会社員・ほのか（香音）と出会い、手を取りあっていくシスターフッドドラマ。
【放送】毎週火曜深夜24時30分～ 25時　テレビ東京　テレビ愛知　テレビせとうち　テレビ北海道　TVQ九州放送
【配信】広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレビ東京 HP・TVer)にて見逃し配信　テレビ東京ＨＰ：公式動画　各話放送終了後から、動画配信サービス「U-NEXT」「Amazon Prime Video」にて順次見放題配信

取材・文／山本真沙美