
2016.10.04
「なんかパサパサしてそう」「んー、どんなメニューしていいかあんまりイメージがわかない」
……スーパーの鶏肉売り場で、「鶏ささ身」を前にして聞こえてきそうなヒソヒソ話。そして迷わず胸肉にのびる手……。
ちょっと待ったーーー‼
これを見てください。「ゆでささ身のシーザーズサラダ」。
どうです? 人気メニューの真ん中で堂々と輝くささ身の姿! 写真からも伝わるこの「しっとり感」!
じつは、この「しっとり」を実現させる方法とは……、
「ささ身を熱湯に浸けておく」
たったこれだけなんです。
中までじんわりと火を通すことで、普通にゆでるよりも固くなりません。
さらにゆで汁であえたら、本当にびっくりするくらい柔らかしっとり!
クラスの目立たないグループにいたお地味なめがね女子がコンタクトにしたらすごくかわいかった! というときの、あの衝撃に似た驚きでしょうか。
「しっとりゆでささ身」はいろいろなメニューにアレンジ可能。
アボカドといっしょにライスペーパーでくるりと巻いた「ゆでささ身の生春巻き」は、ちょっぴりごちそう仕様。制服から私服に着替えたら、さらに雰囲気が変わってドキドキする! という感じでしょうか。
あなたもこの「しっとり技」で、ささ身に華麗なるイメチェンを遂げさせてみませんか。今まで気づいていなかった、ささ身の隠された魅力を実感してくださいね。
(『オレンジページ』2016年10月17日号より)
料理/小林まさみ 撮影/馬場わかな 文/編集部・清水
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