
2016.07.21
いよいよ「なす」のシーズン到来! 麻婆なす、焼きなす、カレーにチーズ焼きと、イメージするだけで食べたいメニューが目白押しです。
なすといえば、スポンジ状の果肉が油を吸収するため、揚げもの、炒めものにすると料理にこくが出ますよね。そればかりか、切り方ひとつで、いつものおかずがもっとおいしくなっちゃうって知っていましたか? たとえばこれ。
ピーラーで皮を「しま目にむく」と、白い果肉が顔を出して、なんだか色っぽい……! これ、火が通りやすくなるので煮ものにおすすめです。一口大に切ってもきれいですが、そのまま煮るとなんとも和食らしい風情があります。
続けて断面を多く、大きくとる「乱切り」という切り方。果肉部分の露出が多いので調味料がからみやすく、味もよく含みます。大きめの一口大にして麻婆なすにすると、ボリュームたっぷりで大満足ですよ!
ね!こんな感じ。とろとろなすがおいしい~んです。
そして長さを生かし、縦半分に切ったなすをそれぞれ縦2~3等分にした切り方。
これは肉やベーコンを巻いて、焼いたり揚げたりするのにちょうどよい厚みと長さ。火の通り具合も同時にいけます。
ほら!こんな感じ。かりっとしたころもと柔らかななすがたまりません!
最後は、縦に2~3等分に切って、切り口を最大にした切り方。重ね焼き、グラタンなどに向き、肉だねとのなじみをよくして、味をたっぷり吸わせることができます。控えめに見せて思いきり主張する、なすの姿!
よく見えませんが、くたくた、とろとろのなすがこれまた絶品ですよ♪
この夏、思う存分なすのおいしさを満喫してくださいね。
料理/藤井 恵、撮影/鈴木泰介・対馬一次、文/編集部・比留間
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