
2016.07.31
もも、むね、手羽元、手羽先、砂ぎもなど、いろいろな部位が売られている鶏肉。いつも同じものを買って似た料理を作ってしまう……という方に朗報! 部位それぞれの食感や味わいの違いを意識すると、ワンランク上のおいしさに出会えますよ。
ももは弾力のある食感としっかりとしたうまみが特徴で、もっとも手軽に味わうにはソテーがおすすめ。押さえながら焼くと余分な水分が抜けて肉汁があふれ、皮はパリパリ&中はむっちりジューシーになります。
脂身が少なくさっぱりとしたむねは、余熱でじっくり火を通す鶏ハムに。パサつきがちなむねで作ったとは思えない、しっとりなめらか食感は感動ものです♪
手羽先の肉って骨についたまま残り、きれいに食べられない……と思うことありませんか? そんなときは煮込んで作る参鶏湯風にすればOK。「手羽先の骨はこんなに細かったの?!」と驚くほど骨離れがよくなるんです。手羽先のこくで味わい深くなるのもおいしさの秘訣。
砂ぎもは堅い皮をそぐのが面倒と思っていたら、丸ごとゆでれば下処理不要だそう! スライスしてあえものにすれば堅さは気にならず、コリコリ食感がクセになりますよ。
鶏肉は栄養に優れ、ももには造血作用、むねには疲労回復パワーがあり、今の時期に心配な夏バテの予防に役立ちます。手羽元&手羽先には肌によいコラーゲン、砂ぎもには新陳代謝を活発にさせる亜鉛などが含まれ、女性にはうれしいかぎり! お買い得価格で売られることも多いので、ぜひ積極的に食べたいですね。
料理/髙山かづえ 撮影/田村昌裕 文/編集部・志賀園子
(『大好き素材で魅せレシピシリーズVOL.4 チキンで魅せレシピ』(オレンジページ刊)より )
記事検索