春から初夏にかけて、旬を迎えるグリーンアスパラガス。
茎の太い旬のアスパラは、火の入れ方にひと工夫することで、さらにおいしくなると教えてくれたのは、料理家の栗原心平さん。
「アスパラは焼いたり、炒めたりする前に、まるごとゆでるのがポイント。切らずにゆでればうまみが逃げないし、甘みが増します」
アスパラをゆでたフライパンでソテーすれば、洗いものが増えることなく後片づけもラクチン。ほどよく火が通ったアスパラは口当たりのよさも抜群です!
●アスパラのバターソテー オランデーズソース
材料(作りやすい分量)
グリーンアスパラガス……3本
〈オランデーズソース〉
卵黄……1個分
酢……大さじ1/2
パルミジャーノレッジャーノチーズ……2g
塩……ひとつまみ
粗びき黒こしょう……適宜
バター 塩 粗びき黒こしょう
【作り方】
1.アスパラをゆでるアスパラは根元の堅い部分を切り、下から1/3くらいのところまでピーラーで薄く皮をむく。フライパンに湯を沸かし、アスパラを入れて中火で30秒ほどゆでる。アスパラを取り出し、フライパンの湯を捨てる。
2.アスパラを焼く
1のフライパンの水けを拭き、バター10gを入れて中火にかける。バターが溶けたらアスパラを並べ入れて弱めの中火にし、ときどきころがしながら全面を焼きつける。全体に焼き色がついたら、塩ひとつまみ、粗びき黒こしょう適宜をふって器に盛る。
3.オランデーズソースを作る耐熱のボールに卵黄、酢を入れて混ぜ合わせる。ボールの底を湯(80~90℃)につけて(湯せん)、耐熱のゴムべらで絶えず混ぜながら火を通す。少しとろみがついてきたらボールを湯からはずし、チーズをすりおろしながら加える。塩、粗びき黒こしょうを加えて混ぜ、アスパラにソースをかけて、粗びき黒こしょう少々を散らす。
アスパラをまるごとソテーした一品は見た目のインパクトも絶大! 卵黄を使ったこくのあるオランデーズソースをたっぷりかけてめしあがれ~♪
(『オレンジページ』2022年4月17日号より)