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日々の食事を通してこどもの〈想像力〉を育てるペンシルベニアの一家を取材!~キーワードは多様性と命の大切さ~

2021.09.23

親子で囲む毎日の食卓は、こどもたちにとって大切な学びの場。料理や片付けの方法を覚えたり、誰かといっしょに食べることで、コミュニケーション力も身につきます。
じつは、食事の場面を通してこどもの〈想像力〉も育てられるってご存じでしたか? 今回、こどもオレンジページ編集部は、アメリカのペンシルベニア州に住む一家にオンライン取材を敢行。自然の中で暮らすこどもたちの話を聞くことで、毎日の食事の大切さを改めて実感したのです。
日本で住む私たちでも取り入れられそうな発想やアイディアをリポートします。

ペンシルベニアってどこよ?
と思ったあなた。

ペンシルベニアはニューヨーク州に隣接し、アメリカで最も歴史のある州の一つ。アメリカ発祥の地と呼ばれるフィラデルフィア市があるのは、このペンシルベニア州なのです。

この地で2人のこどもを育てる前田由香さん。夫がギリシャにルーツを持つことから、こどもたちは日々複数の文化に触れながら暮らしているのだそう。「ペンシルベニアは歴史的に移民が多いので、近所にも学校にもさまざまなルーツを持つ人たちがいます。」
それを強く実感するのが日々の食事です。例えば、こんな風に。


パパのルーツであるギリシャの料理「スブラキ」は、焼き鳥ならぬ焼き豚。ベトナム系の友人宅でいただいたサラダは、一般的にこどもが苦手な酸味や辛味が強めですが、小さい頃から食べているのでこどもたちは慣れているのだとか。他にも動物性のたんぱく質をとらないビーガン料理、メキシコ風プリン「フラン」など、国もジャンルも違う料理を口にする機会に恵まれています。


もちろん日々の食卓には、アメリカンなパンケーキや、のり巻きなどの和食も登場。パンケーキ作りはこどもたちの担当です。
「食を通していろいろな文化を知ることで、〈普通〉や〈当たり前〉にとらわれず、相手の立場を想像できる人になってほしいですね」と前田さん。
ペンシルベニアとは違いますが、世界的に見ても日本は外国の料理に触れる機会が多い国。「ハンバーガーはどこの国の食べ物?」「スパゲティとパスタはどう違うんだろう」など、味を楽しむのはもちろん、こんな風に食文化について話してみることで、子どもたちは自然と想像力を育んでいくのかもしれません。


広い土地と自然を生かし、やぎや羊、鶏などの動物を育てている前田さん一家。ペットではなく、お肉をいただくための家畜です。「自分たちも世話をした動物だから、感謝して食べようねと子どもたちには話しています」。処理は今のところパパが担当していますが、そろそろ子どもたちにもお手伝いしてもらう予定だそう。最初は辛いかもしれませんが、「命をいただく」ありがたさを学ぶことで、牛や豚などほかの動物も同じプロセスをたどって自分たちのおなかに入る、ということを想像できるのだといいます。


前田家では、なんとはちみつも自家製! 子どもたちにとっては、自然界のしくみを学ぶことができる、貴重な機会といえそうです。日本で同じ体験をするのはちょっと難しそう! でも、いつもなにげなく口にしている食べものがどこからどうやってくるのか、親子で話し合ってみるだけでもよいのではないでしょうか。
想像力は他者への気遣いや思いやりにつながるもの。日々の食事を通して、子どもたちの成長を促してあげたいですね。

『楽しく食べれば、生きるチカラが身につく! こどもオレンジページ No.3』より

文/編集部・小松

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