
2023.06.27
どうしたらお店ででてくるような、絶妙なとろとろ具合の『親子丼』が作れるんだろう……?
完全に固まってしまうと残念な感じだし、かといって加熱時間を短くしすぎると、「これは卵かけご飯では?」という風になっちゃうし……(涙)。
というわけで今回は、おうちの親子丼をお店のようなとろとろ具合に仕上げる方法をご紹介しちゃいます。秘訣は【卵3段階】!
それではさっそくごらんください。
卵……4個
鶏もも肉(小)……1枚(約200g)
玉ねぎ……1/2個(約100g)
温かいご飯……どんぶり2杯分(約400g)
〈煮汁〉
だし汁……1/2カップ
しょうゆ……大さじ2
砂糖……大さじ1
みりん……大さじ1
(1)材料の下ごしらえをする
玉ねぎは縦に薄切りにする。鶏肉は余分な脂肪を取り、小さめの一口大に切る。ボール2つに卵を2個ずつ割り入れる。それぞれ卵黄を1個ずつトッピング用に取り出し、残りをよく溶きほぐす。
(2)鶏肉と玉ねぎを煮る
直径20cmのフライパンに煮汁の材料を入れて混ぜ、中火にかける。煮立ったら鶏肉、玉ねぎを加え、ときどき返しながら6分ほど煮て、火を止める。具の1/2量、煮汁の1/2量(大さじ3が目安)をいったん取り出す。
(3)1人分ずつ卵でとじる
器にご飯を等分に盛る。(2)のフライパンを再度中火にかけ、沸騰させる。1つのボールの溶き卵の3/4量ほどを回し入れてふたをし、ときどきフライパンを揺すりながら30秒~1分煮る。残りの溶き卵を回し入れ、すべらせるようにご飯にのせて卵黄をのせる。残りの具と煮汁をフライパンに戻し入れ、同様に作る。
卵を3段階で入れることで、お店のようないいあんばいに!
おうちでこのクオリティが実現できるなんて、感動しちゃいます。
途中で黄身をくずせば、さらなる濃厚とろとろの世界へ……。
食べすすめながらニヤニヤ笑いが止まらない、大変危険な一杯です。
卵3段階で至高のとろとろ親子丼に。ぜひ試してみて!
(『オレンジページ』2020年7月2日号 別冊付録『やっぱり鶏もも肉 とことん使えるおいしい42レシピ』より)
料理/市瀬悦子 撮影/木村 拓(東京料理写真) スタイリング/深川あさり 文/編集部・持田
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