もうすぐ3月、世の中のイベント的には、そろそろひな祭りですね。
毎年ちらしずしをはじめとする、華やかなおすしを食卓に並べるご家庭も多いのでは?
今回はひな祭り気分をさらに盛り上げてくれる、驚くほど簡単にできるいなりずしをご紹介します!
その名も
「3色ロールいなり」。
名前の通り、棒状にしたすしめしを、油揚げの甘煮でくるっと巻くだけ。
あとは華やかさを出すべく、すしめしやしんとなる具にピンクや緑といった春っぽいカラーをあしらい、見た目が3色になるよう仕上げました!
では早速レシピにまいりましょう!
「鮭ときゅうりのロールいなり」
材料(直径4×長さ1cmのもの1本分)
〈油揚げの甘煮〉(作りやすい分量※)
油揚げ 3枚
〈煮汁〉
しょうゆ、みりん、砂糖 各大さじ1
水 大さじ4
※余った油揚げは、冷蔵で2~3日保存可能。
〈しん〉
きゅうりのせん切り 1/4本分
〈すしめしの具〉
鮭フレーク 20g
〈すしめし〉
温かいご飯 茶碗1杯分(約150g)
酢 大さじ1
砂糖 小さじ2
塩 ひとつまみ
下準備
・油揚げの甘煮の煮汁の材料を混ぜる。
・油揚げをまな板に縦長に置き、上から菜箸またはめん棒をころがして、開きやすくする。熱湯をかけて油抜きし、粗熱が取れたら水けを絞る。
作り方
1.油揚げを煮る
油揚げは長い一辺を残して包丁で端から少しずつ切り込みを入れて開き、耐熱のボールに入れる。煮汁を加え、ぴっちりラップをかけて電子レンジで1分加熱する。ひっくり返してさらに1分加熱し、粗熱を取る。
2.すしめしに具を混ぜる
小さめの器に酢、砂糖、塩を混ぜ、すし酢を作る。ボールにご飯を入れ、熱いうちにすし酢を回しかけ、うちわであおぎながら、しゃもじで切るように混ぜる。鮭フレークを加えてさらに混ぜ、完全にさます。
3.油揚げ、すしめし、しんを重ねる
油揚げの汁けをしっかりきり、30cm四方のラップに広げる。油揚げの幅に合わせて、すしめしを広げ、中心にきゅうりをのせる。
4.棒状に整え、仕上げる
手前のラップを持ち上げてきつめに巻き、直径4cmの棒状に整える。ラップを取り、食べやすい大きさに切る。
油揚げの汁けはきちんときることがポイント! 油揚げとすしめしとの密着度が高まり、きれいに仕上がりますよ~。
しんを万能ねぎ、すしめしの具をたくわんに替えてこんなアレンジも。
ひな祭りはもちろん、お花見シーズンにお弁当箱につめて持っていくのもよさそうです! 味よし、見た目よし、簡単な3色ロールいなり、ぜひお試しください。
料理/梶山葉月 撮影/馬場わかな 文/編集部・山田
(『オレンジページ』2019年3月2日号より)