6月8日は「ガパオの日」。
ピリッとスパイシーな鶏バジル炒めに、カリふわの目玉焼き。あのやみつきガパオを自宅で味わえたら……最高じゃないですか?
そこで、
タイ料理研究家・長澤恵さん直伝。本格派なのに驚くほど作りやすい、
基本のガパオレシピをご紹介します。
男女問わずやみつき必至。何度でも作りたくなる、保存版の一皿です!
『基本のガパオ』のレシピ
材料(2人分)
鶏もも肉(大)……1枚(約300g)
スイートバジル……20g
赤唐辛子(乾燥)……2~5本※
にんにく……2かけ
〈ナンプラーだれ〉
ナンプラー……大さじ1
オイスターソース……小さじ1
グラニュー糖……小さじ1
卵……2個
温かいご飯……適宜
好みでプリックナンプラー(作り方下記参照)……適宜
サラダ油
※本場の味に近づけ、辛みをしっかりきかせています。苦手な場合は本数を少なめに。
下ごしらえ
・バジルは葉を摘む。
・赤唐辛子は熱湯で5分ほどゆで、へたを取って種ごと粗く刻む。
・にんにくは包丁の腹でかるくつぶし、粗く刻む。
・ナンプラーだれの材料を混ぜる。
作り方
(1)鶏肉を角切りにし、たたく

鶏肉は皮を取り、余分な脂を取り除く。まな板に横長に置いて半分に切り、繊維を断ち切りながら1cm角に切る。

さらに切り口の角がなくなるまで包丁でたたく。たたきすぎると食感がなくなるので注意。
(2)フライドエッグを作る

小さめの器に卵を別々に割り入れる。直径20cmのフライパンにサラダ油大さじ2を強火で1分ほど熱する。煙が立ったら卵1個を入れ、白身がふわっとふくらんだら弱火にする。おたまで黄身に油を2~3回かけ、取り出して油をきる。残りも同様にする。
注意!油がはねるのでやけどに注意。卵はじかにフライパンに割り入れると危険なので、器にいったん割り、そっと入れて。また、器やおたまなどの調理器具は、水分を拭いてから作業してください。
(3)鶏肉、バジルを炒める

フライパンにサラダ油大さじ1を強火で熱する。赤唐辛子、にんにくを入れ、香りが立つまで炒める。

鶏肉を加えて炒め、肉の色が変わってつやが出たら、ナンプラーだれを加えて炒める。

水大さじ1、バジルを加え、手早く炒め合わせる。器にご飯とともに盛り、フライドエッグをのせる。好みでプリックナンプラーをかける。
『プリックナンプラー』のレシピ
タイの万能だれ「プリックナンプラー」。かけながら食べ進め、辛みと酸味を自分好みに!
材料(ガパオ2人分)と作り方
(1)赤唐辛子3本は熱湯で5分ほどゆで、種ごと薄い小口切りにする。レモン(国産)の薄切り1枚を皮つきのまま放射状に12等分に切る。
(2)ボールに、ナンプラー大さじ1、グラニュー糖小さじ1を混ぜ、にんにくの薄切り1/2かけ分、赤唐辛子、レモンを加えて混ぜる。

プリックナンプラーのかける量はお好みで♪
手軽なのに本格派。一度食べたらクセになるおいしさで、きっとまた作りたくなるはず。
ガパオ好きの方はもちろん、タイ料理がはじめての方も、ぜひ味わってみてくださいね!
教えてくれたのは……
タイ料理研究家 長澤 恵さん
OL時代にタイ料理のとりこになって以来、この道ひと筋。タイ各地の料理学校、食堂、レストランで修業を重ねた後、東京・錦糸町にタイ料理スタジオ「ティッチャイタイフード」を設立。料理教室を主宰するほか、雑誌やテレビへの出演、企業のメニュー開発など幅広く活躍中。