
2018.07.22
今年の夏はひときわ暑さが厳しいですね。夏のファッションで気になることといえば、薄着になるので体のラインを隠せないこと。夏に向けて計画的にダイエットをしていればよかった……と思っても、後悔先に立たずです。
では、夏のやせ見えは諦めるしかないのか? いいえ、長年人間の視覚に関する心理学を研究している森川和則さんによると、目の錯覚=「錯視」の効果を利用すれば、夏でも着やせをかなえることができるんです!
さっそくですが、この夏ぜひ取り入れたい「ジャストロー錯視」をご紹介します。
上の図、A辺よりB辺のほうが短く見えますよね。しかし、じつは両方とも同じ長さ。B辺の近くには長い辺があるので、相対的に短く見えるのです。
この効果でやせ見えできるのが、流行のフレアデザインアイテム! フレアそでは腕を、フレアすそは脚をすっきり見せてくれます。今どき感と着やせが一挙両得のこのアイテム、取り入れない理由はないですよ。
二段になったボリューミーなフリルが華やかなこちらのトップス。今っぽさと腕の着やせを同時に手に入れられます!
こちらはフレアすそで下半身をすらっと錯覚させたコーディネート。
ちなみに、Vネックには顔をシャープに見せる「エコー錯視」という効果があるので、顔まわりもすっきりさせています。
「錯視」と聞くと難しそうですが、こんなふうに普段のコーディネートにさりげなく取り入れられるものばかり。さっそくアイテムを手に入れて、この夏は着やせ偏差値をアップさせましょう!
スタイリング/山田祐子 監修/森川和則(大阪大学大学院人間科学研究科教授) 撮影/高杉 純 モデル/鈴木サチ 文/編集部・木村
(『オレンジページ』2018年8月2日号より)
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