今回は、発酵マイスターの榎本美沙さん直伝、塩麹を使ったふっくら&柔らかサラダチキンの作り方をご紹介します。
レンジ調理や湯せんではなく、
塩麹に漬けこんだ鶏胸肉をそのままゆでて作るのが特徴。
なんと! ゆで汁が絶品スープになるという、一度で二度おいしいサラダチキンです!
……じつはこれ、最初は鶏胸肉1枚で作るレシピだったそう。
ですが、作った人から
「お肉もスープもあまりにおいしいから、2倍量で作るレシピを知りたい!」という声が殺到し、鶏胸肉2枚で作れるレシピに改良したんだとか。
そんな“おいしい逸話”つきのサラダチキン、ぜひ作ってみてくださいね!
塩麹サラダチキンのレシピ
材料(作りやすい分量)
鶏胸肉……2枚(600g)
塩麹……大さじ5
酒……大さじ2
作り方

(1)
鶏胸肉は全体にフォークで穴をあけ、保存袋に入れる。塩麹を加えて袋の上からもみ、そのまま冷蔵庫で一晩置く。

(2)
(1)を冷蔵庫から出し、30分〜1時間ほどおいて常温にもどす。鍋(できれば厚手のもの)に、鶏肉を皮目を下にして入れ、袋の塩麹も残さず入れる。水1リットルを注ぎ入れ、酒を加えて弱めの中火にかける。
(3)
小さな泡が出てきたらすぐに弱火にし、そのまま5〜6分ゆでる。鶏肉全体がやや白っぽくなったら上下を返してさらに5〜6分ゆでる。再び上下を返して火を止め、ふたをしてそのまま30分ほどおく。
保存の目安
サラダチキンは、ゆで汁ごと保存容器に入れ、冷蔵庫で3日ほど保存可能。
塩麹の効果でふっくらしっとり、さらにうまみも凝縮された仕上がりに!
スライスしてそのまま食べてもおいしいですし、サンドイッチの具にもぴったり。手で裂いて、薄切りにしたセロリとあえるとさっぱりとした箸休めにもなりますよ。
ゆで汁はそのままスープに!
サラダチキンをゆでた後のゆで汁に、小口切りにしたねぎ(適宜)を加えて温めるだけで、塩麹チキンスープができちゃいます。
そのままでおいしいので味つけは不要です(好みで塩麹や塩を加えても)。かぶの葉やわかめもよく合いますし、ごま油をたらすと中華風スープにもなりますよ。
『オレンジページ』2/2号もチェック!

発売中の
『オレンジページ』2/2号では、発酵好きの井上咲楽さんが、榎本美沙さんに弟子入り!
料理に使いやすいしょうゆ麹の作り方から、それを使ったアレンジ料理を教わりました。
塩麹サラダチキンのおいしさに、目を見開く井上咲楽さん
もちろん、今回紹介したサラダチキンも試食♪
ふっくらジューシーなお肉に「う~ん!」と、声をあげて味わっていました。
さらに、塩麹の話から、榎本さん宅で発見した発酵調味料のこじょうゆみそ、にんにく麹、にごり酢などなど、発酵話は止まりません。2人の発酵愛をぜひご覧ください。