
2018.04.05
外は春らんまん。だけど、花粉で肌はひりひり、顔色もなんだか薄暗い……!
元気のない肌は、もしかすると「血流」が悪くなっているのかもしれません。そんなときにおすすめなのが、顔の静脈をやさしく刺激し、滞った血流を促すマッサージ。皮膚科医の津田攝子さんによると、「老廃物や水分の排出にはリンパ管が有名ですが、じつは血管の静脈のほうが約9倍の働きがあるんです!」とのこと。つまり、顔の余分な水分や老廃物を流すマッサージを行えば、そこに多くの栄養が運ばれるので、肌の不調が改善するというわけなんです。驚きですよね~。
今回は特別に、くすみを解消してくれる〈血流マッサージ〉の一部分をご紹介。
顔には、図のように静脈やリンパ管が流れています。それが集まる、耳の前【耳珠(じじゅ)】耳の下【耳垂(じすい)】に向けて、圧力をかけていきましょう。
〈1〉顔の上半分の静脈を、耳珠(じじゅ)に押し流す
三本の指をそろえて額の中央に当てる。
そのまま生え際に沿って、耳珠へ圧力をかけて押し流す。5回くりかえす。少しずつ下へずらし、目の下まで同様に行う。
〈2〉顔の下半分の静脈を、耳垂(じすい)に押し流す
左右の三本の指をそろえて、小鼻のわきに当てる。
そのままほお骨にそって、耳垂へ圧力をかけて押し流す。5回繰り返す。少しずつ下へずらし、あごまで同様に行う。
マッサージをするときは、肌を傷つけないよう、すべりのよいクリームや乳液などを使って。
おすすめは、だんぜん朝のスキンケアついでに行うこと! 忙しい朝でも手軽だし、マッサージ後には顔色や化粧のりがなんだか違う気が…(編集担当の感想です)。
ぜひ試してみて!
監修/津田攝子 撮影/三好宣弘(RELATION) モデル/岩崎良美 イラスト/七月マイ 文/編集部・堀部
(『オレンジページ』2018年4月17日号より)
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