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非常用持ち出し袋に荷物を詰める家族のイラスト

もしものときに家族を守ってくれる防災備蓄。数ある必須アイテムのなかでも、健康面に直結するのが清潔・健康ケア用品です。衛生リスクが高まる災害時こそ、自分と家族の健康を守るための準備と心がけを!

災害時に盲点となるオーラルケアは重要

お口は感染の入口

避難所でマスクをしている家族のイラスト

生活環境がガラッと変わる災害時は、ストレスにより免疫力が低下し、菌やウイルスに感染しやすくなります。健康維持のためには身のまわりの清潔が重要ですが、おろそかになりがちなのがオーラルケア。口内に汚れが残っていると、ムシ歯や歯周病だけでなく、増殖した細菌が肺に入って肺炎を引き起こす誤嚥性肺炎になるリスクも高まってしまうのです。

熊本地震の災害関連死トップは呼吸器系の病気

熊本地震の災害関連死の主な死因グラフ 呼吸器系の病気が28.43%でトップ

2016年の熊本地震では、肺炎を含む呼吸器系の病気が災害関連死の約3割を占めています。高齢者ではそのほとんどは誤嚥性肺炎によるものという説も。だから災害時でも口内を清潔にすることが、とても大切なのです。避難後も安心せず、ふだんの生活となるべく同じペースでオーラルケアを継続すること。それが命を守ることにもつながります。

災害時は特に注意 こまめに手指の汚れを落とす習慣を

多くの人が出入りする避難所は
いつもより手が汚れがち

災害時は片づけのためにいろいろなものにさわります。また、避難所では多くの人が触れたドアノブや手すりなどにさわることも。手を洗わずにいると、菌やウイルスを目や口に運ぶ可能性大。汚れたものや大勢の人がさわるところに触れたら、こまめな手洗いや手指消毒剤で手を清潔に保ちましょう。

  • 手でお菓子を食べるイラスト

    食事や調理の前

    汚れた手のまま食事をすると、健康被害を引き起こす可能性が。

  • トイレから出てくる人のイラスト

    トイレの後

    避難所のトイレは大勢が共同で使用するので注意が必要。

  • おむつ交換のイラスト

    おむつ交換の後

    おむつはもちろん、トイレで子どものおしりを拭いた後も必須。

  • 災害時の片付けのイラスト

    片づけなどの
    作業の後

    がれきの撤去や避難所内の清掃など、作業後の手にはバイ菌がいっぱい。


  • 動物に触れた後

    災害時はペットの清潔もおろそかに。抜け毛にはアレルゲンも。

  • ティシュで鼻をかむ人のイラスト

    はなをかんだ後

    鼻腔内の菌が手に。せきやくしゃみで口をおおった場合も必須。

  • ゴミ袋を結ぶ人のイラスト

    ゴミを
    取り扱った後

    ゴミに触れる場合は、できれば使い捨て手袋などを使って。

オーラル&ハンドケアの防災備蓄必須アイテムはこれ

オーラル&ハンドケアの防災備蓄必須アイテムを荷物に入れる家族のイラスト

防災備蓄には家族分のハブラシなどオーラルケアアイテムも忘れずに。口と手の清潔を守るアイテム選びのポイントをチェック!

  • 清潔・健康ケア品は1つにまとめて取り出しやすく
  • 年に1回は新しいものに取り替える
  • 保管時には遮光、温度管理にも注意。
    車内での長期保管はNG

ハブラシ

家族全員分を必ず備蓄しておきたいアイテム。ハミガキがなくても、ハブラシさえあれば歯みがきはできます。自分に合った、ふだん使っているものを用意して。小さい子どもがいる場合は仕上げみがき用があると◎。使用後のハブラシはしっかり乾燥させて個別で管理を。

避難所では飛沫を飛ばさない
歯みがきを

口を開けて歯みがきをすると飛沫が飛んでしまうので、人の多い避難所では「口閉じ歯みがき」を心がけましょう。

口閉じはみがきのイラスト

前歯の外側をみがくときは口をすぼめて「ウー」の形で、前歯の裏側をみがくときはハブラシのかかとを使うと、口を閉じていてもしっかりみがけます。

デンタルリンス

口内の細菌の増殖を抑える効果のある、殺菌成分入りがおすすめ。子ども用もあると安心です。ノンアルコールタイプは刺激も少なめ。キャップで計量できるものなら、コップ代わりにも。

歯間用ブラシ&デンタルフロス

歯間ブラシやデンタルフロスは、ハブラシだけでは落とせない歯の間の歯垢を落としてくれるアイテム。ふだんから使用している人は、使い慣れたものを忘れずに用意して。歯ぐきを傷めないように、自分の歯のすきまに合ったサイズのものを使いましょう。

手指消毒剤

水なしで手指を清潔にできるケア用品は、消毒効果のあるものを用意。手指消毒剤を使う場合は、手のひらをこすり合わせるだけでなく、指の間や指先、手首などの汚れが残りやすい部分にもしっかりすり込んで。こまめにキレイにして手の清潔を保ちましょう。

お手ふきシートの使い方

とくに水で手洗いができないときは、お手ふきシートなどを使って、汚れやすい部分をしっかり拭き取りましょう。お手ふきシートがない場合は、ティッシュペーパーを8つ折りにして少量の水でぬらしたもので代用を。

  • お手ふきシートで手のひらを拭く

    手のひらをしっかり拭きます。

  • お手ふきシートで手の甲を拭く

    シートを裏返して手の甲を拭きます。

  • お手ふきシートで親指の腹から指先にかけて汚れを拭き取る

    親指の腹から指先にかけて汚れを拭き取ります。

  • お手ふきシートで人さし指から小指を親指と同様にして拭く

    人さし指から小指を親指と同様にして拭きます。

●商品の価格は、すべてオープンプライスです。
監修/災害危機管理アドバイザー 和田隆昌 取材・文/山本二季 イラスト/さとう みゆき

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