ありそうでなかった「うまくいくふた」の特徴
フライパンいっぱいに焼いた料理をひっくり返すとき、オレンジページでは「フライパンの直径よりひとまわり大きい皿をかぶせ、皿をしっかりと押さえながらフライパンごとひっくり返して取り出す」と提案してきました。でも、大きな皿は重くてつらい……そう感じていたかたに、ぜひご紹介したいのが、この「うまくいくふた」。
作業しやすい軽さ、大きさ、ひっくり返して取り出すときにスムーズなカーブの角度など、何度も打ち合わせを重ねながら、この形状にたどり着きました。
アルミ製でとても軽い

女性でも片手で作業しやすいように、とにかく軽さにこだわりました。おっくうにならずに手にとれる軽さは、アルミ製ならでは。つまみは、握りやすく温かみを感じる木製です。
絶妙なカーブ

料理をのせてすべらせたときにくずれないよう、ふたの裏側はできるだけ平らに。そして多少の汁けは受け止められるよう、縁に程よいカーブがついています。そして、直径26cm以下のフライパンに対応できる設計になっています。
ふたの上で一時置きが可能

つまみの上部が平らなので、料理をのせたまま置くことができます。粗熱を取るなどの一時置きに便利です。
毎日の料理の相棒に
料理をひっくり返すのが得意なふたですが、軽くて扱いやすいから、毎日活躍すること間違いなし! たとえば、フライパンの中の温度を上げたいときに。はたまたフードカバーとして。お湯をわかすときや、蒸し焼きにも便利。植松さんも「わが家での出番はほぼ毎日。地味だけど、なくてはならない存在です」と。


そうそう、お湯をわかすとき、つい面倒になって、ふたをしないことありませんか? 同僚にその話をしたら「そんな人はいません」と冷たくあしらわれたのですが、いや、ここにいる(笑)。時間が倍かかろうとも、ふたを取り出すのがつい面倒で……。「わかるー」と思ってくださるかた、さっと手に取れるこの軽いふたがあなたの相棒になりますよ! 次回は、このふたが大活躍のフライパンいっぱいに焼く、具だくさんオムレツのレシピをご紹介します。

植松良枝さん
季節に寄り添った食と暮らしの提案が人気の料理家。雑誌やWEB、TVへのレシピ提案、レストランのレシピ監修などで活躍中。世田谷ガーデン俱楽部内のカフェ「moderato on the green」や、併設のショップ「etepapa(エテパパ)」の運営も行う。
料理/植松良枝 撮影/鈴木泰介 スタイリング/阿部まゆこ 文/通販担当ヒラオ