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編集部

【初夏の手仕事】 梅シロップ

初夏の手仕事と言えば「梅シロップ」づくりです。
私も、毎年この時季がとても楽しみで、5月に入ると青梅の入荷をまだかまだかと心待ちにしてしまいます。子ども達も大好きで、炭酸割りジュースにしたり、かき氷のシロップとして使ったりと、思い思いに味わって喜んでいます。子ども達と一緒にガラス瓶に詰め込んで、もう少しあと少しと氷砂糖が溶ける様子を眺めながら待つ時間は、家族で共有する貴重な暮らしの時間です。



梅シロップ作りはとてもシンプル。

↓↓↓必要なものはこれだけ↓↓↓

 ・青梅
 ・青梅と同量の氷砂糖
 ・清潔な保存瓶

仕込みの準備

青梅を綺麗に洗ったら、たっぷりのお水に漬けてアク抜きをします。(だいたい2時間~半日)
アク抜きが終わったら丁寧に水を拭いて、ヘタを取り除きます。シロップ作りに水分は厳禁なので、拭き上げた後、余裕があればザルに広げてしっかりと乾かします。

広口の瓶へ詰め込んで

青梅の準備が整ったら、もうここからは簡単です。
しっかりと消毒した広口の保存瓶に、氷砂糖と青梅を交互に詰め込んでいきます。(一番下と上は氷砂糖にすると良し)

 (詰め込み過ぎてしまった年の瓶)
後は直射日光の当たらない場所に置いて、1日1、2回瓶を上下反して溶けだしたシロップを青梅全体に回るようにして、氷砂糖が溶けながら梅のエキスと混ざり合っていくのを待つだけ。(この作業が意外と楽しい)氷砂糖が溶けきったら飲むことは出来ますが、梅の風味を引き出すため2週間~3週間ほど寝かせると良さそうです。

移し替えて保存

(お裾分け用にIKEAの小瓶を使って)
シロップが出来あがったら、青梅を取り出して、別の使うやすい小瓶へ移し替えておくと便利です。そして冷暗所で保存します。(こちらも瓶はきちんと消毒します)

以上で完成です。

発酵してしまったら

果汁が抽出されるのを待つ過程で、シロップがしゅわしゅわと発酵してしまうことがあります。放っておくと、酸味も強くなって味が変わってしまうので、途中で梅を取り出します。そのまま飲んでも大丈夫ですが、我が家は子ども達も飲むので、加熱して発酵を止める作業をしました。

70度位を保って、5分~10分ほど加熱して完了。冷めたら別の瓶で保管します。



簡単で美味しいシロップ作り

青梅が台所にあるのを発見すると、「もうそんな季節なんだね」と家族から声を掛けられます。仕込みから出来上がりまで、およそ3週間はかかる梅シロップ。時間がかかる手仕事ですが、青梅がザルに広げられていたり、仕込んだシロップのお世話をしたりといった景色は、我が家の初夏の風物詩になっています。いつか巣立った子どもたちが、何となく昔を思い出して、ちょっと梅シロップでも作ってみようかと、思ってくれたら。そんな風に想像しながら毎年のシロップ作りを楽しんでいます。

日常から喜びを見つけて暮らしています。
家が好きで、基本的に台所まわりに生息中。

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