春のお弁当生活に!菌を寄せつけない「詰め方・持ち運び方」を管理栄養士が徹底解説
「お弁当のいたみ=夏の注意点」と思いがちですが、近ごろは、春でも最高気温が20℃を超えることは珍しくありません。
じつは、食中毒などを引き起こす菌は10℃くらいから徐々に増えはじめ、20℃前後で一気に増殖。30~40℃でもっとも活発になるといわれます。加えて、湿度が高いときにも注意が必要!
今回は、せっかく作ったお弁当で食中毒にならないために、気をつけるべき詰め方&持ち運び方をまとめました。
ご飯もおかずも「さまして〈から〉詰める」が正解!

ご飯やおかずは、さますタイミングも重要。本来は、さましてから詰めるのが正解です。保冷剤の上に金属製のバットを置き、食材を並べましょう。
にぎっていないご飯などは、薄く広げると早くさめます。表面の乾燥が気になる場合は、ラップやぬらしたペーパータオルをふんわりかぶせておいて。
さらに、食材の下にもラップを敷いておくと、ご飯粒などがバットにつくのを防ぎ、洗いものも楽になりますよ。
おかずごとに「おかずカップ」に入れるとなおよし!

おかずカップは、おかずの配置を固定するためだけでなく、おかずの汁がほかにうつっていたむのを軽減する役割もあります。
できれば、おかずごとにすべておかずカップに入れると◎。お弁当箱に汚れがつきにくく、洗いものも楽になります。また、仕切り代わりやすきまを埋めるのに使いがちな葉野菜ですが、これらは想像以上に水分を含んでいるので要注意!
ちなみに、繰り返し使えてエコなシリコーン製のおかずカップは、凹凸が多く、よほどていねいに洗わないかぎり菌が残りやすくなっています。食中毒が気になる季節のお弁当には避けたほうが無難かも。
お弁当箱に詰める前にペーパータオルで最後の水けきりを!

しっかり加熱調理をし、きちんとさましたおかず。
「よし、あとは詰めるだけ!」という段階ですが、ここでもうひと手間を。ペーパータオルなどをかるく押し当て、最後の水けきりを行いましょう。さます段階で出た蒸気が水滴となり、意外と汗をかいていることがわかります。
保冷剤はお弁当の「上」に。保冷バッグも併用して

冷気は暖かい空気よりも重いので、上から下へ流れる性質があります。そのため、保冷剤の位置はお弁当の「上」がベストポジション! 保冷バッグも併用すると、より冷たさが持続します。
気温が高い日や屋外で保管する日など、保冷剤1個だと不安なときは、保冷剤2個でお弁当箱を上下からサンド。より強力に冷やして保管できますよ。
この春から新生活とともにお弁当作りをスタートする人はもちろん、日々お弁当作りをしている人も、ぜひ実践して見てくださいね♪
料理家・祐成二葉氏のアシスタント、祐成陽子クッキングアートセミナーの講師を経て独立。2児の母で、自身の育児経験から、離乳食、幼児食のメニュー、レシピ提案に力を入れている。
作りやすく、野菜たっぷりの家庭料理とおうちおやつを中心に、いつもの料理をちょっとした組み合わせの変化で楽しめるアイデアレシピが得意。
監修/新谷友里江 イラスト/キョン 取材・原文/児玉知子 文/編集部・伊藤






