
一晩で鶏胸肉がしっとりジューシー『魔法の鶏むね』とは……? 【レシピつき】
高たんぱくで低カロリー、おまけにリーズナブルな『鶏胸肉』。
ダイエットや、筋トレをしているかたからも重宝される、便利な食材ですよね。
ただただ、パサつきやすく味が淡泊……という声も。
そこで今回は、下味をつけて一晩おくだけで驚くほどしっとり&ジューシーになる『魔法の鶏むね』の作り方をご紹介。
材料は鶏胸肉と、塩(粒が粗めのもの)、砂糖の3つだけ!
人気料理家の藤井恵さんに教わりました。
【材料(2人分×2回分)と作り方】
鶏胸肉2枚(約600g)は幅1cmのそぎ切りにし、ポリ袋に入れる。砂糖、塩各大さじ1/2をふり入れ、袋の上からよくもみ込む。空気を抜いて袋の口を閉じ、冷蔵庫で一晩置く。
はい、これで仕込みは完了。
すぐに使わないときは、冷蔵で3〜4日保存可能です。
塩の効果で鶏胸肉から不要な水分を抜けるのでうまみが凝縮し、砂糖の保水作用で必要な水分を閉じ込めるから、しっとりジューシーに。
炒めものにしたり……、
長いもといっしょにレンジ蒸しにしたり……、
クリーム煮にしても絶品ですよ!
今回は特別に、『魔法の鶏むね』のやわらか食感を生かした『鶏むねのふんわりナゲット』のレシピもいっしょにご紹介しちゃいます。
肉のおいしさをシンプルに味わえる一品ですよ♪
それではどうぞご覧ください。
–{『鶏むねのふんわりナゲット』のレシピ}–
●『鶏むねのふんわりナゲット』
材料(2人分)
「魔法の鶏むね」(さっと洗って水けを拭く)……1枚分(約300g)
〈ころも(混ぜる)〉
卵……1個
小麦粉……大さじ4
水……大さじ1
〈ハニーマスタードマヨ(混ぜる)〉
マヨネーズ……大さじ2
はちみつ……大さじ1/2
マスタード……小さじ1
小麦粉
トマトケチャップ
揚げ油
【作り方】
(1)『魔法の鶏むね』に小麦粉を薄くまぶす。フライパンに揚げ油を高さ1cmほど入れて低めの中温※に熱し、肉をころもにからめながら5~6切れずつ入れる。
※170℃。乾いた菜箸の先を底に当てると、細かい泡がシュワシュワッと出る程度。
(2)ころものまわりが固まったら、ときどき返しながら3~4分揚げ焼きにする。器に盛り、ハニーマスタードマヨ、ケチャップ適宜を添える。
……これが本当に鶏胸肉!?
歯切れのよい、柔らかな食感に驚きを隠せません。
『魔法の鶏むね』は、切って下味までつけてあるから、平日でも楽々揚げられちゃう♪
ごはんのおかずにもビールのお供にも◎ですよ。
一晩でしっとりジューシーになる『魔法の鶏むね』、ぜひぜひお試しあれ。
料理/藤井恵 撮影/木村 拓(東京料理写真) スタイリング/吉岡彰子 文/編集部・持田