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【レシピ公開】便利な作りおき『しょうがのつくだ煮』で夏バテ解消!

※この記事はイシハラクリニック副院長の石原新菜先生への取材に基づいて執筆したものです。

しょうがのつくだ煮

夏バテで体の調子がいまいち……。
じつはその不調、暑さだけでなく、夏の〈冷え〉からきているものかもしれません。

イシハラクリニック副院長の石原新菜先生によると、この時期は冷房や冷たい飲みものなどで、意外と体の中が冷えやすいとき。
体感としては暑さを感じていても、知らないうちに体が冷えて体調をくずす人が増えているのだそう。

特に問題なのが、内臓の冷え。
胃や腸が冷えると働きが悪くなり、手足の冷えや肩こり、頭痛、むくみ、食欲不振など体全体の不調を引き落とすことも多いのだとか。

●夏の〈冷え〉解消に効果的な食材とは……?


しょうが

そんな夏特有の冷えの解消に効果的なのが『しょうが』

しょうがに含まれる、血流促進効果のあるジンゲロールと、体の中から熱をつくるショウガオール、2つの成分が体を温め、免疫力も高めてくれるのだそう。

特にショウガオールは、内臓の冷えの解消にうってつけ。
加熱することでジンゲロールがショウガオールに変化するので、しょうがは加熱して摂取するのがベストです。

摂取の目安は、一日20〜30g。
これを数回に分けてこまめにとるのがおすすめ。

……というわけでここからは、毎日しょうがを摂取するのにおすすめの常備菜『しょうがのつくだ煮』の作り方をご紹介していきます!
–{『しょうがのつくだ煮』のレシピ}–
●『しょうがのつくだ煮』
しょうがのつくだ煮
材料(作りやすい分量)
しょうが……200g
削り節……2パック(約5g)
白いりごま……大さじ1

〈A〉
水……1/2カップ
しょうゆ……大さじ3
砂糖……大さじ2
酢……大さじ2
みりん……大さじ2

しょうがをみじん切りにする
(1)しょうがは薄切りにして重ね、せん切りにする。せん切りのしょうがをそろえて、端からみじん切りにする。

しょうがを煮汁で煮る
(2)口径約21cmの鍋に(1)とAを入れ、中火にかける。アクが出たら取り、汁けがほぼなくなるまで7~8分煮る。

仕上げる
(3)火を止め、削り節とごまを加えて混ぜる。清潔な保存容器に入れてさまし、冷蔵庫で保存する。保存は冷蔵で約2週間OK。

しょうがのさわやかな辛みと、かつおのうまみが◎。
いつもの料理にちょいたしして使えば、味もよくなるうえ、冷えの解消に役立ちます。

しょうがのつくだ煮を混ぜたおにぎり
おにぎりに混ぜたり……、

しょうがのつくだ煮を混ぜた卵炒め
卵に混ぜて炒めたり。

他にも、卵かけごはんやお茶漬けのトッピング、冷ややっこや、きゅうりや、ゆで卵にのせるのもおすすめですよ。

冷えからくる夏バテの解消に!
『しょうがのつくだ煮』、ぜひお試しあれ!

(『オレンジページ』2021年9月2日号より)

監修/石原新菜(イシハラクリニック) 料理/小林まさみ 撮影/髙杉 純 スタイリング/阿部まゆこ 文/編集部・持田