
【解説つき】そうめんは『梅干し』といっしょにゆでるとコシが出るってホント?
これからの時期、大活躍してくれる『そうめん』。
暑い日や、食欲がない日のお昼ご飯にぴったりの食材ですよね。
そんな『そうめん』ですが、じつはあるものを入れていっしょにゆでるとコシが出るんです。
それはなんと『梅干し』。
でも、いったいどうして『梅干し』といっしょにゆでるとそうめんにコシが出るのでしょうか?
オレンジページの連載『口うるさいレシピ』でもおなじみ、料理家の樋口直哉さんにお聞きししました。
樋口さん曰く……、
梅干しは酸性の食材。
そうめんをゆでる際に、酸性の食材を入れることで湯が弱酸性に傾きます。
これによって麺のでんぷんが湯に溶け出すのを抑えられ、コシが出るのだそう。
ふむふむ、科学的根拠を聞くと納得感も倍増ですね!
ちなみに、お酢やレモンなどの酸性食材を使っても同じようにコシが出るとのことですが、くせが少なく、味に影響が出にくい梅干しがベターだそう。
梅干しの数は、そうめん一束につき1個が目安です。
というわけで、実際に梅干しを入れてそうめんをゆでてみました。
ゆで時間は袋の記載どおり。
おお~!
確かに、細いのにプリッとした食感に! 普段より麺の存在を感じてとってもおいしいです!
ちなみにゆでた梅は、めんつゆに入れてほぐし、いっしょに食べたのですがこれがまた◎。
梅の酸味でさっぱりして、暑さで疲れた体に染み入りました!
そうめんにコシが出るゆで方、ぜひお試しくださいね♪
監修/樋口直哉 撮影・文/編集部・持田