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井上咲楽、台湾で感動した『酸菜/発酵白菜』を習う。絶品「酸菜白肉鍋」レシピも!

念願の「酸菜(発酵白菜)」を自分で作ってみる

『オレンジページ』9/2号にて、井上咲楽さんが習ったのは「発酵トマト&発酵玉ねぎ」。野菜を食べやすいサイズにカットして塩をまぶし、水につけるというもので、ギュッと凝縮されたうまみに驚いていました。

じつは咲楽さん、台湾を旅した際に同じように白菜を漬けた「酸菜(サンツァイ)」を食べ、「忘れられないおいしさだった!」と言います。ならば、いざ挑戦! と、誌面と同じようにワタナベマキさんに教えていただくことに。マキさんもまた台湾に行ったら必ず食べるそうで、自身の定番料理になっているとか!

白菜1/2株ペロリ! 酸菜(サンツァイ・発酵白菜)とは?

習うのは「酸菜(サンツァイ)」と、それを使った「酸菜白肉鍋」。酸菜とは白菜の漬けもの。塩漬けにした白菜を乳酸発酵させることで、酸味とこくがぐんと増します。時間がたつほどに酸味が強くなっていくので、好みの加減を見つけてみてください。

『酸菜(サンツァイ)発酵白菜』のレシピ

材料(作りやすい分量)

白菜……1/2株(正味500g)
塩……約15g(しんを除いた白菜の重さの3%)
水……1カップ

作り方

(1)白菜は根元の堅いしんを切り落とす。繊維を断つように横に幅1cmに切る。


(2)大きめのボールに入れ、塩を加える。かるくしんなりするまで混ぜる。

(3)保存容器に入れ、水を加えてふたをする(密閉しないように。ふたをずらすか、ラップをかけても)。

(4)室温(25〜28℃くらい)に置く。一日に1回、容器を揺って全体をなじませる。白菜にかぶるくらいの水けが出て、白っぽくなったら冷蔵庫へ。春夏で2〜3日、秋冬は4〜5日で食べごろに。容器がない場合は、保存袋で作ってもOKです。

※【保存の目安】冷蔵庫で5日

ちなみに、こちらが密閉容器に入れたての状態。


そして、こちらが3日たったもの。水けが増え、色が変化しているのがわかりますね。水分は少し白濁し、白菜の緑の部分も茶に近い色に変わっています。ほんのり酸味のある香りが。

そのままでもおいしいうえに、薬味で味変が止まらない!

さっそくできあ上がった酸菜を使って、台湾名物「酸菜白肉鍋」を作っていきます。

『酸菜白肉鍋』のレシピ

材料(2〜3人分)

酸菜……汁を含めて3カップ
豚バラ薄切り肉(しゃぶしゃぶ用)……180g
干ししいたけ……2個
干しえび……15g
紹興酒(または酒)……1/2カップ

たれと薬味
万能ねぎ(小口切り)、にら(細かく刻む)、パクチー(ざく切り)、ピーナッツ(無塩・粗く刻む)、黒酢、ナンプラー、白いりごま、白練りごま、粉唐辛子……各適宜

作り方

(1)干ししいたけはさっと洗って耐熱容器に入れる。水1カップを加えてラップをし、電子レンジ(600W)で4分加熱する。粗熱が取れたら石づを除き、薄切りにする。干しえびはさっと洗い、ひたひたの湯に10分浸してもどす。

(2)口径22cmの土鍋に(1)をもどし汁ごと入れる。紹興酒、水2カップ、酵菜を加えて中火に8分かける。煮立ったらアクを除き、豚肉を入れてアクを取りながら5分ほど煮る。

(3)汁けごと器に盛り、好みのたれや薬味を加えていただく。

「酸菜のうまみがしみ出て、めちゃくちゃ深みのある味。このままでもいくらでも食べられるくらいのおいしさですが、薬味を加えると味に変化が出て、何杯でもいけちゃいます。止まらない!」と咲楽さんも大絶賛。

『オレンジページ』9月2日号もチェック!

『オレンジページ』9/2号では、ワタナベマキ先生に発酵トマト&発酵玉ねぎを教わりました! それぞれを使ったアレンジ料理もたくさん。手軽にできるうえに、深みのある味わいになる発酵野菜は、食欲が落ちがちな夏にこそぴったり! ぜひお試しください。

料理・スタイリング/ワタナベマキ 撮影/大森忠明 文/晴山香織