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【申請すれば貰える住まいのお金の知恵5選】知らなかった…では損する制度をプロが解説

今や「知って得する」時代から、「知らないと損をする」時代に。

物価高の今だからこそ家計を助ける〈お金の知恵〉が知りたいですよね! 今回は、住まいにまつわる「補助金」「助成金」「給付金」「還付金」など、家計を助ける5つのお金の制度を、プロである丸山晴美さんに教わりました。ぜひチェックしてください!

省エネ住宅を新築・購入したい! 省エネリフォームしたい!

住宅省エネ2025キャンペーン

環境省・経済産業省・国土交通省の3 省が連携した補助事業で、高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や省エネ改修工事(「子育てグリーン住宅支援事業」)、断熱窓への改修(「先進的窓リノベ2025 事業」)、高効率給湯器への交換(「給湯省エネ2025 事業」)などが対象。2025年の補助金額は、新築住宅で最大160万円、リフォームで最大60 万円、窓交換などで最大200 万円、高効率給湯器の導入で最大16 万円となっています。
※上記3つの補助事業は、一部の新築住宅を除き、子育て世帯に限らず、すべての世帯が対象。

生ごみ処理機を購入したい

家庭用生ごみ処理機購入費補助

生ごみ処理機(電気式・バイオ式など)、生ごみ堆肥化容器(コンポストなど)の購入者が対象。補助金額は実施している自治体によって異なりますが、購入金額の1/3~1/2以内、限度額を2万~ 3万円としているところが多いようです。

宅配ボックスを設置したい

宅配ボックス設置助成制度

再配達によるCO₂ 排出や配送業者の人手不足問題に対応するため、国や自治体の一部で宅配ボックスの新設や買い替えに対して補助金を交付しています。国の補助金制度の一つが、上記にもある「子育てグリーン住宅支援事業」。断熱改修などの実施で宅配ボックス設置も補助対象に。1戸あたり1万1000円の補助金が受けられます。

スズメバチの巣を駆除したい

スズメバチの巣駆除費補助金

攻撃性・毒性が高いスズメバチ。巣の駆除にかかる費用の一部を補助してくれる自治体も。たとえば鎌倉市の場合、駆除費用の1/3の額を補助(上限1万円)。東京都北区など、公費( 無料)で巣を撤去してくれる自治体もあります。

防犯カメラを設置したい

防犯設備の補助金制度

再配達によるCO₂ 排出や配送業者の人手不足問題に対応するため、国や自治体の一部で宅配ボックスの新設や買い替えに対して補助金を交付しています。国の補助金制度の一つが、上記にもある「子育てグリーン住宅支援事業」。断熱改修などの実施で宅配ボックス設置も補助対象に。1戸あたり1万1000円の補助金が受けられます。

住まいに関する「もらえるお金」は、事業ごとに予算が決まっているものが多く、予算が上限に達すると、申請期間内でも受け付けを終了してしまうので注意しましょう。また工事が発生する場合、交付申請の手続きや補助金等の還元は、事業登録した施工業者を介して行われます。まずは制度を利用できる業者かどうかチェックし、利用を検討している人は、早めに相談するようにしましょう。

知っておくとお得なお金の制度。上手に活用して賢く節約してくださいね!

※自治体によって実施していない助成制度もあります。制度の有無や利用条件、申請方法については国や各自治体のホームページ、役所の担当窓口、事業者、販売店等に確認してください。なお、制度の名称は自治体によって異なります。
※この記事は2025年4月9日時点の情報です。

教えてくれたのは……丸山晴美さん

節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー。所持資格は宅地建物取引士(登録)、消費生活アドバイザー、調理師など。メディアや講演活動などを通じてお金にまつわるアドバイスを提供。『年間100万円! がんばらなくても貯まるお金の習慣』(宝島社)ほか著書多数。

『オレンジページ』2025年5月17日号より)

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監修/丸山晴美 原文/太田順子 イラスト/沼田光太郎 構成/編集部・鎌形