
ぼる塾がときめく!カルビー【堅あげポテト】を一番おいしく食べる方法

みなさんこんにちは。ぼる塾の酒寄です。
メンバーにおいしいものを紹介してもらうこの連載。今回のおいしいものはこちら!
あんりちゃんから『最高のシチュエーションで食べる堅あげポテト うすしお味』


「噛むたびに感じる塩味が最高! 堅あげポテトを噛む音で素敵な曲ができたらいいのに。」
■ 世界一おいしい【堅あげポテト うすしお味】に出会った
最近、思うことがあります。おいしいものを食べるとき、それを食べるシチュエーションってとても大事ではありませんか?
どんなにおいしいものでも、罵倒されながら食べたとしたらきっとおいしくありません。逆を言えば、おいしいものを最高のシチュエーションで食べたとしたら、よりおいしくなると思います。遠足のお弁当、海の家の焼きそば、寒空の下の肉まん! 考えただけでお腹が減ります。
今回は、最高のシチュエーションで食べたおいしいもののお話です。
ある日の楽屋
あんりちゃん「酒寄さん聞いてください! 私、この前【堅あげポテト】を一番おいしく食べる方法を知ってしまいました!」
ぼる塾は基本集まると誰かが食べものの話を始めるのですが、今回はあんりちゃんでした。
私「何かアレンジ方法があるの?」
あんりちゃん「違います! シチュエーションが最高だったんです!」
その日、あんりちゃんは「とにかく堅いものが食べたかった」そうです。仕事先のケータリングを見ると、そんなあんりちゃんの気持ちを知っていたかのように、【堅あげポテト】が置いてありました。
私「確かに! 食べたいときにドンピシャなものを食べるとよりおいしいね」
あんりちゃん「違います! そうではないんです!」
このときあんりちゃんは、「その前にいろいろ食べていて、そんな中で【堅あげポテト】をひとりでひと袋一気食いすることためらってしまって……」食べたいけど食べられず、ケータリングの前をうろうろしていたそうです。
あんりちゃん「私がうろうろしていたら、そこにパンサーの向井さんがやってきたんです。この日はパンサーさんと一日ずっと同じスケジュールで」
私「うんうん」
あんりちゃん「向井さんが私に、『あんり何か食べるの?』って聞いてくれて、それで私、『【堅あげポテト】が食べたいけど、ひとりでひと袋は食べ過ぎな気がして迷っているんです』って正直に話したんです」
私「それから?」
あんりちゃん「そうしたら向井さんが『オレも一緒に食べるよ』って言ってくれて!」
私「あらステキ!」
田辺さん「やだステキ!」
はるちゃん「ステキ~!」
今まで黙って話を聞いていた田辺さんとはるちゃんも参戦してきました。
あんりちゃん「まだです! この話はここからです!」
田辺さん「なんだってー!」
あんりちゃん「ケータリングには【堅あげポテト うすしお味】と【柚子こしょう味】のふたつの味があったんです」
田辺さん「あ~悩むね~」
あんりちゃん「向井さんが『あんりはどっちが食べたい? 先輩後輩とか関係なしで本当に食べたい味を教えて。オレも言うから』って言ってきて、私が『うすしおですかね』って言ったら、間髪入れずに『オレも!』って!! そしてすぐに、『オレもマジでうすしお食べたかったんだよね。あんりが柚子こしょうって言ったとしても、オレはうすしおって言ったよ』って!! 絶対それは嘘! 私がうすしおって言ったからうすしおにしてくれたんです!!」
三人「きゃ~! ステキ~!」
あんりちゃん「さり気なく私が気を遣わないようにしてくれて、向井さんはまさに少女漫画に出てくるイケメンでした」
ぼる塾全員で、あんりちゃんが主人公の少女漫画「ときめき堅あげポテト」のストーリーの良さを絶賛しました。
あんりちゃん「向井さんって前から格好良いとは思っていましたが、格好良すぎました。その後2人で食べた【堅あげポテト うすしお味】は間違いなく世界一おいしい【堅あげポテト うすしお味】です」
私「そのシチュエーションには勝てないね」
あんりちゃん「おいしすぎてむしろひとりでひと袋いけました」
田辺さん「あんりばっかり良いな~! 私はそんなときめき経験ないよ! うらやましい!」
あんりちゃん「いや、田辺さんなら絶対ありますよ! 私よりお菓子食べる率高いんだから」
田辺さん「食べる回数とときめきは関係ないでしょ!……いや待って! あったわ!」
田辺さんにもあったようでした。
田辺さん「前に、ロンブーの亮さんが、『すごくおいしい大福を見つけた。田辺に食べて欲しい』って話してくれて、とてもおいしそうだったから私も、『わ~食べてみたいです!』って言ったの。そうしたらその後すぐに亮さんが大福持って現れて、『田辺にやっぱり食べて欲しいから!』ってわざわざ買いに行ってくれていたの!」
あんりちゃん「めちゃくちゃ良いエピソードあるじゃないですか!」
私「それはうれしい!」
田辺さん「大先輩の亮さんが私の為に大福買いに行ってくれたなんて泣けちゃうよ。大福もすごくおいしかった……あれはときめいたね」
はるちゃん「2人ばっかりずるい! 私は何にもない!」
あんりちゃん「あんただってあるでしょ! 私覚えてるよ!」
はるちゃんにもあったようでした。
はるちゃん「何かあったっけ?」
あんりちゃん「前に田辺さんが200人くらいにバレンタインデー配って誰からもお返しもらえなかった年があったでしょ」
田辺さん「ああ……そんな年もあったね……」
あんりちゃん「でも、オズワルドの伊藤さんだけちゃんと高級いちごのお返し用意してくれていて、それを知らずに田辺さんが渡す前に帰っちゃったからってはるちゃん代わりにそのいちごもらえたじゃん!」
はるちゃん「あった! あれはラッキーでした!」
田辺さん「それはときめきエピソードじゃなくて、単に私が損した話でしょ!」
……そんなエピソードたちを思い出しながら、今回は【堅あげポテト うすしお味】を食べてみたいと思います! 向井さんがいないのでひとりでひと袋いきます! 堅あげポテトは2023年に30周年を迎えたそうです。

私「いただきまーす。そう! この堅さがおいしいんだよね~」
「カリカリッと噛むほどうまい!」とパッケージに書いてある通りに、唯一無二の堅さです。カリカリというよりむしろガリボリ。この歯ごたえは他では体験できません。そしてこのいかつい堅さに対して優しい塩味。数あるポテトチップスのうすしお味の中でもとくに抑えめな気がします。しかし、控えめなうすしお味がこの堅さにとても合います。ポテトチップスというとジャンクな感じがしますが、【堅あげポテト うすしお味】は何か優しさを感じます。(でもチップス自体は堅いので注意してください)
私「やっぱり【堅あげポテト うすしお味】はおいしいな。でも、あんりちゃんのエピソードを思い出しながら食べるとよりおいしかった気がする」
あんりちゃんと優しい向井さんの思い出の味。みなさんもぜひ思い出しながら食べてみてください! さらにおいしく感じます!


ぼる塾 酒寄希望(さかより のぞみ)
お笑い芸人。1988年4 月16日生まれ・B 型。東京都出身。お笑いカルテット・ぼる塾のリーダー。1児の母。著書に『酒寄さんのぼる塾日記』『酒寄さんのぼる塾生活』(ヨシモトブックス)など。
今回登場したのは……

堅あげポテト
うすしお味
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撮影・文/酒寄希望