食べた時の絶対の感動を約束します。編集長が50回以上リピする『究極のフライドポテト』

『オレンジページ』は今年創刊40周年。誌面で紹介された数万点以上(!)のレシピのなかから、歴代の編集者40名が「リアルに作り続けるレシピ」を、リレーブログで紹介します。
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今回担当するのは、『オレンジページnet』編集長・E子。そんな編集長がもう50回以上作ったと語る愛用レシピとは?
シンプルなのに感動級! 10年作り続ける”飛田さんのフライドポテト”
メニューにあるとつい頼んでしまうもの、それは「フライドポテト」。じゃがいもを油で揚げただけなのに何故あんなにおいしいのか……。共感される方は結構多いんじゃないかと思います(笑)
オレペでも様々なフライドポテトを紹介してきましたが、10年前に飛田和緒さんに教わってから、ずーーっと作り続けるのがこれ。
理由は「シンプルで簡単なのに、考えられないくらいおいしくなるから」。
私にとって、いつもの料理の手順をちょっぴり変えるだけでこんなに変わるの?という驚きと、レシピの奥深さを教えてくれた一品です。
魅惑のザクほろ食感!
『究極のフライドポテト』のレシピ
材料(2~3人分)
じゃがいも(男爵)……2個(約300g)
塩……少々
揚げ油……適宜
作り方
(1) じゃがいもはよく洗い、水けをつけたまま耐熱皿に並べる。ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600w)で5分加熱し、余熱で2分ほどおく。粗熱を取って皮をむき、くし形に切る。
(2) 揚げ油を中温(170~180℃)に熱し、じゃがいもを入れてこんがりとするまで3~4分揚げる。塩をふる。
POINT
じゃがいもはまるごとレンチンしてから切って、揚げるのがマスト。チンしてから皮をむいて切ると、周りがいい感じにほろりと崩れるんです。この不揃いのほろほろ部分が油で揚がると、まるでポテトチップスのように香ばしいガリガリ食感に変身。チンすることで中の水分が抜けているから、揚げ時間が短いのもいい。

料理/飛田和緒 撮影/広瀬貴子
『究極のフライドポテト』を作り続けるワケ
【その1】時間が経ってもべちゃっとしないから、つまみ向き
揚げものの残念な点は、時間がたつと水分が出てしんなりしてしまうこと。でもこのポテトはチンして揚げることで余分な水分が抜けるから、べちゃっとしづらい。のんびりお酒を飲みながら楽しむホムパや、お弁当にも活躍するんです。飛田さんには撮影の合間のおやつに出してもらったことも。
【その2】じゃがいもの種類を変えれば、永遠に楽しめる
いもは水分の多いメークインや新じゃがより、男爵や北あかりなどのほっくり系がおいしい! ちなみにインカのめざめだとホクホク食感に栗のような甘みが加わって、もうそれだけでごちそうになります。